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前の住人がやって来たネタバレ!最終回結末についても考察

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前の住人がやって来たネタバレ!最終回結末についても考察

peep、コミックシーモアで配信中のホラー・スリラー漫画『前の住人がやって来た』

原作は全35話(17話)という程よいボリュームで完結しており、最後まで緊張感を保ったまま読み進められるのが魅力的です。

アパートの102号室という限られた空間を舞台に、住人たちが抱える深い秘密と部屋に宿る謎めいた呪いが織りなすストーリーは、一度読み始めたら止まらない中毒性があります。

登場人物は一癖も二癖もありそうな個性の強いキャラクターばかりなのも読んでいて飽きません。

本記事では、そんな『前の住人がやって来た』の漫画シリーズの全話ネタバレと、最終回の結末について徹底的に考察を紹介していきます!

ストーリーのネタバレと最終回結末の徹底考察記事になりますので、作品を未読の方は閲覧にご注意ください。

目次

『前の住人がやって来た』ネタバレあらすじ全話!

前の住人がやって来たネタバレ全話!最終回結末も徹底考察

物語にはそれぞれ異なる時期にこの部屋に住んでいた住人達が登場しますが、全員が共通して抱える「特殊な事情」があります。

住人の1人である主人公の後藤は黒髪の青年として描かれていますが、心の奥底に誰にも明かせない重い秘密を抱えていたりもします。

そんな彼らが複雑な人間関係を織りなしていきながら、物語はどんどんホラー感を増していくんです。

それではさっそく1話から最新話までのネタバレをみていきましょう。

前の住人がやって来たネタバレ1話

雨の降る深夜、アパート102号室に住む後藤の日常に異変が起きようとしていました。

6月のある晩、なんとなく気分が晴れない後藤でしたが、まさか自分の人生が一変するような出来事が待っているとは思ってもみませんでした。

午前0時24分、突然インターホンが鳴り響きます。

不審に思った後藤でしたが、酔っ払いの間違いだと軽く考えていました。

ところが、チャイムは止まることなく執拗に鳴り続けます。

だんだん腹が立ってきた後藤は、正体を確かめようと玄関へ足を向けました。

恐る恐るドアスコープを覗くと、そこには雨に打たれた薄気味悪い男が立っています。

その男は後藤が見ていることを察知しているかのように、こちらをじっと見据えていました。

あまりの気味悪さに、後藤は思わず「うわっ!」と叫んで、尻もちをついてしまいます。

外の男は後藤に向かって怒鳴り声をあげてきました。

「中にいるのは分かってるぞ!ドアを開けろ!」とバンバン叩きながら何かを訴えてきます。

そして後藤を仰天させる発言をしたのです。

「開けてくれよ、後藤くん!」

なぜ表札も出していないのに自分の名前を?

頭が混乱する後藤に、男は「近所の迷惑になるだろ!」と入室を強要してきます。

「お前は何者だ!」と震える声で問いただす後藤。

すると男は驚愕の正体を明かします。

「俺はこの102号室に以前住んでいた津田川だ!」そう名乗ると、津田川は後藤を押しのけて強引に部屋へ侵入してしまいました。

津田川は「もう我慢できない!」と叫ぶや否や、トイレに駆け込みます。

一日中寒さに耐えて用を我慢していたのだとか。

あまりの身勝手さに、後藤は呆れるばかりでした。

用を済ませた津田川は「後藤くんもお腹が空いただろう?」と言い出し、勝手に調理を開始します。

鞄から現れたのは鈍く光る巨大な中華包丁。

見ず知らずの男が真夜中に自分の部屋で料理する異常事態に、後藤の思考は停止状態です。

津田川の手料理である回鍋肉は、不本意ながら絶品でした。

食事中、津田川は中華料理のプロだと打ち明けます。

「最近、何もかも順調じゃない?」と聞かれ、確かに半年前の入居以来、職場では破格の昇進を果たし、すべてが順風満帆でした。

津田川もうなずきながら語ります。

「俺がここで暮らしていた時も絶好調だったんだ。人生初の本気の女もできたし、収入もうなぎ登りだった」

しかし、その幸福談には暗い続きがありました。

津田川の表情が一転して沈みます。

「だがな、ここを出た瞬間に女も仕事も全部消え失せた。」

津田川は後藤に恋人がいないと知ると、薄ら寒い笑みを見せました。

「後藤くんももう薄々感づいているはずだ……この102号室の…おかしさに!」

津田川の不吉な言葉が夜の静寂に響きます。

第1話目から印象深いシーンが多く、後の展開に期待が膨らむスタートでした!

前の住人がやって来たネタバレ2話

津田川は後藤に「この部屋に住んで正気でいられるわけがない」「俺が支えになるから」と迫ってきました。

恐怖で限界に達した後藤は「いい加減にしろ!」と叫んで津田川を押し倒します。

床に倒れた津田川の視界にカレンダーが映ると、急に何かに憑りつかれたように「この日がいけないんだあああ!」と絶叫し、ペンである日付を塗りつぶし始めました。

明らかな異常行動を始める津田川ですが、この様子から、過去のこの日付に恐ろしい事件があったことが推察できました。

冷静になった津田川は重い口を開き、この部屋を選んだのは恋人「サエコ」が理由だったと明かします。

「サエコに出会って俺は幸せの絶頂だった」と振り返りますが、6月に入ってから自分からサエコと距離を置くようになったといいます。

理由を問う後藤に津田川は「サエコと会うのがどうしようもなく怖くなったんだ」と震え声で答え、「全部この部屋のせいだ」と告白しはじめました。

津田川は後藤にちゃぶ台を移動させ、畳をめくり上げます。

畳の下には数え切れない御札がびっしりと貼られ、真ん中にはカビのような巨大な黒いシミが不気味に広がっていました。

津田川は黒いシミを指差し「これが俺らの人生を狂わせた存在なんだよ」と告白します。

津田川によると、この部屋に住んだ人間はある運命から逃げられないといいます。

「だから今日ここに来たんだ!」と理由を明かし、後藤に恋人がいないことを確認すると「君は誰を…?」と謎めいた質問を投げかけました。

恐怖に駆られた後藤は津田川の中華包丁を奪い取りますが、津田川は全く動揺せず「今日のために念入りに研いで来たから」と言い、自分は「仲間だ」と主張します。

二人が激しく争っている時、またもや嫌な音が部屋に響きます。

インターホンのチャイム音に後藤は「え…また…!?」と青ざめ、前回の恐怖体験がよみがえります。

玄関の向こうから「津田川、五月蠅いわよ!」という女性の怒鳴り声が聞こえてきました。

津田川がドアを開けると、スタジャンを羽織った若い女性が現れ、にこやかに「お疲れ様、お前らの先輩住人だよ」と挨拶します。

なんと、前回に続いて、今度は前の前の住人の登場です。

後藤は「…また元の…住人が…?」と呆然とし、この部屋の恐ろしい秘密がさらに深まったところで2話は終わります。

まさに鳥肌が立つような展開ですね!

前の住人がやって来たネタバレ3話

102号室で起こる奇怪な現象はさらなる混乱を呼びます。

今回は「前の前の住人」が姿を現し、後藤は困惑するばかりでした。

令香と名乗る女性が登場すると、室内の雰囲気は一気に変わります。

津田川は令香の側に犬のように喜んで近づきますが、令香は素っ気ない態度を取りました。

後藤が包丁を構えても平然とした様子で、「夜ヒマなら遊びに来て」と色っぽく声をかけてきます。

その動機は「この部屋の住人なら金回りいいだろうし」という計算的なものでした。

令香が津田川に「喉乾いた」と上から目線で言うと、津田川は嬉しそうに飲み物を用意します。

世代の違う二人の間にある不自然な上下関係を見て、後藤は混乱を深めました。

令香は突然上着を脱ぎ出し、「だってこれから汗だくになる」と意味深な発言をします。

続いて2年前の出来事について語り始めました。

携帯に保存された古い写真には、今とは印象が全く異なる真面目そうなOL姿の令香が映っていました。

当時はありふれた会社員だったにも関わらず、この物件に引っ越してから出世や理想的な恋人との出会いなど、次々と幸運に恵まれたそうです。

令香はこの住居を運気上昇の「パワースポット」と見なすようになりました。

ところが、その思い込みが彼女の「判断を鈍らせた」と振り返ります。

後藤が恋人の件を質問すると、令香は鋭い視線で「今でも後悔してる」と苦々しく答えました。

突然玄関扉が開き、深いフードを目深にかぶった長身の男が入ってきます。

津田川と令香は「安田さぁん!」と馴れ馴れしく挨拶しました。

安田と呼ばれた男は令香の様子を気にかけた後、後藤に「俺は前の前の前の住人だ」と自己紹介します。

4名の元居住者が勢揃いした部屋で、安田は後藤が設置した御札を一瞥し「そんなお守りで解決するなら誰も苦労しない」と嘲笑しました。

彼は「明け方までに済ませないと」と焦り、床面にブルーシートを広げるよう命じます。

後藤が何をするつもりなのかと問いかけると、安田は「血痕が残ったら後処理が大変だから」と不吉な言葉を発しました。

その直後、後藤の背後から暗い影が襲いかかってきます。

室内に響く絶叫と共に、この住居に潜む本当の恐怖が遂に正体を現したのでした。

登場人物が徐々に増えだして物語が複雑になっていきます。

前の住人がやって来たネタバレ4話

後藤の絶望的な叫び声で終わった恐怖の場面から再開します。

しかし、まったく予想外の展開に。

後藤に迫っていたのは霊的な存在ではなく、天井から落下した照明器具に過ぎなかったのです。

安田が何らかの「作業」について言及した時、令香が突然「先に食事を済ませましょう」と明るく声をかけました。

津田川が丹精込めて準備したサンドイッチがずらりと並ぶ光景を見て、安田も「空腹のままでは効率が悪い」と同意します。

ところが彼らが口にした「この後に解体作業を控えている」という発言に、後藤は再び恐怖に襲われました。

和気あいあいとした食事の最中、令香が「岩崎さんがまだ到着していない」と疑問を口にします。

安田の説明によると、岩崎は4代前の住人で、今夜の作業に欠かせない薬品類の調達で到着が遅れているとのこと。

驚くことに、この部屋には最低でも5名の元住人が深く関与していることが明らかになったのです。

どうして過去の住人たちがこうして一堂に会するのか。

安田がその謎を解き明かし始めます。

「この部屋の住人たちには相互扶助の責任がある」と安田は説明しました。

この部屋で暮らす者は例外なく、避けることのできない重大な災厄に見舞われる定めにあるというのです。

実際、津田川が令香を、令香が安田を、安田が岩崎をそれぞれ救済してきた歴史があり、今回は津田川たちが後藤の救済に駆けつけたというわけです。

住人たちの謎めいた親切心に当惑する後藤に対し、安田が核心を突く質問を浴びせかけます。

「後藤君の頭に何者かの声が聞こえていたのではないか?」この問いかけに後藤は動揺します。

彼自身、内面から沸き起こる制御不能な衝動の存在を自覚していたからです。

安田と岩崎による調査で判明した驚愕の真実。

このアパートの建設地には、かつて小規模な神社が存在していたのです。

そこに祭られていた神は「をろずさま」と呼ばれ、地域住民から五穀豊穣の守り神として崇拝されていました。

住民たちは年に一度、祭礼を執り行い、をろずさまへの献上品を供えていたといいます。

しかし時の流れとともに信仰は薄れ、神社も取り壊されました。

その神聖な土地の真上に築かれたのが、まさにこのアプートの102号室だったのです。

後藤の頭部に響いていた声の正体は、紛れもなく「をろずさま」でした。

6月の始まりとともに聞こえ出したその声は次第に強くなり、日常生活が困難になるほど後藤を苦しめていました。

そのため彼は数日前から職場を欠勤していたのです。

安田は「神の呼び声に逆らうことなど誰にもできない」と後藤を追い込みます。

「素直に白状しろ、後藤。神に何を差し出した?」

ついに観念した後藤は、「俺に落ち度はない…選択肢がなかった…」と涙ながらに項垂れ、恐るべき真実を口にしました。

「神への贈り物を用意した」そして彼の唇から漏れた言葉は、あまりに重く恐ろしいものでした。

「俺は人間を殺害した」

貢物をする代わりに降伏を得ることができる呪いの部屋ということでしょうか!

『前の住人がやって来た』ネタバレ最終回結末

本作は、物語の最後に向けて衝撃的な真実が次々と明らかになっていきます。

102号室の謎と住人たちの運命が収束する最終回は、読者の期待を裏切らない驚きの展開が待っているんです♪

それでは最終回の結末について考察していきます!

前の住人がやって来たネタバレ最終回結末①:後藤の重い秘密が明らかに

物語を通じて最大の謎だった後藤の秘密が、ついに暴かれることになります。

彼が女性関係の話になると異常に興奮する描写や、津田川に中華包丁を向けるほど動揺した反応が印象深いです。

秘密の重さが伝わってきましたよね。

後藤が抱えている秘密は、過去に恋人や恋人候補の女性を殺害してしまった可能性が非常に高いというものでした。

この個人的な罪が、102号室の呪いと深く結びついているのが物語の核心部分になります。

安田が部屋の奥に進むことを恐れていた描写も、そこに証拠となる死体が隠されていることを示唆しているんですね。

最終回では、この後藤の秘密が完全に暴露され、それが102号室の呪いのメカニズムとどう関連しているかが明らかになります。

個人の罪が部屋全体の呪いへと昇華される瞬間は、まさに物語のクライマックスといえるでしょう!

読者としても「やっぱりそうだったのか」という納得感と同時に、背筋が凍るような恐怖を感じるはずです。

前の住人がやって来たネタバレ最終回結末②:住人たちの運命共同体としての絆

102号室に集結した歴代の住人たちは、それぞれが似たような運命を辿っていることが判明します。

後藤、津田川、令香、安田は全員が部屋に住み始めたことで人生が「うまくいきすぎ」、その後に破滅的な結果を迎えているんです。

この共通のパターンは、102号室の住人が毎年ある特定の日になると何らかの罪を犯してしまう、または人生が狂ってしまう呪いにかかっていることを裏付けています。

特に注目すべきは、彼らが皆、人を殺めた過去を持つ「運命共同体」として描かれること。

最終回では、これらの住人たちが秘密を共有する仲間として、互いに協力しながら102号室の呪いと向き合う展開が描かれます。

個人の恐怖を超えて、集団として行動する必然性が生まれるんですね♪

彼らの過去の悲劇が重なり合うことで、102号室の呪いの全貌がより鮮明になり、その根深さが強調されるのが印象的です。

前の住人がやって来たネタバレ最終回結末③:102号室の真実との最終対決

物語の核心である102号室そのものに隠された秘密が、ついに完全に明かされる時がやってきます。

畳の下にびっしりと貼られた御札や、住人たちが経験する異常な出来事の真相が明らかになるんです!

最終回では、後藤が前の住人たちとの交流を通じて、この102号室の真実を突き止める展開が描かれます。

部屋の異常性の根源、その目的、そして呪いを終わらせる方法を巡る最終決戦が繰り広げられるんですね。

結末としては、呪いを完全に打ち破るか、住人たちがその呪いを受け入れて新たな形で共存していくかという選択が迫られます。

どちらの結末になるにせよ、102号室の秘密が完全に暴かれ、住人たちの運命が決定づけられる衝撃的な展開が待っているんです♪

特に、床下に隠されていた秘密が明らかになった瞬間は「良い意味で鳥肌が立つ」ほどの衝撃がありました。

読者の予想を見事に裏切る巧妙な仕掛けが用意されています。

この真実の暴露こそが、物語最大の見せ場といえるでしょうね!

前の住人がやって来たを読んでみた感想

前の住人がやって来たネタバレ全話!最終回結末も徹底考察

この作品を実際に読んでみると、まず1話のインパクトの強さに圧倒されます♪

ドアスコープから覗いた津田川の大きな顔面が1ページ全体に描かれる場面は特に印象深かったです。

本当に不気味で一瞬で作品の世界観に引き込まれてしまいました。

深夜に突然見知らぬ男が訪ねてくるという状況設定がとてもリアルですよね。

「もし自分だったらどう行動するか」と真剣に考えてしまうほどの没入感があります。

津田川が後藤の名前を知っているという不気味さや、102号室に何らかの「いわく」があるという設定が、読者の好奇心を強く刺激するんです。

物語が進むにつれて、謎が徐々に解き明かされつつも、さらに新たな謎が深まる展開は本当に見事!

読者を最後まで飽きさせない構成になっています。

特に、床下に隠されていた秘密が明らかになった際の「良い意味で鳥肌が立つ」感覚を覚えました。

読者の期待を上回る真相が用意されていることを証明していますね。

登場人物たちの個性も、この作品の大きな魅力の一つです。

津田川の「変な人」というキャラクター性や、令香の変わり果てた姿は、102号室の呪いが人間に与える影響を鮮やかに描き出しています。

狂気が狂気を呼ぶような展開は、物語に深みと強烈な印象を与えてくれるんです♪

後半の「怒涛の展開」は、多くの読者を「ジェットコースターさながら」に引き込む力があります。

ミステリ要素とホラー要素が巧みに融合している本作は、ストーリー構成が秀逸です。

伏線回収や論理的な真相解明の鮮やかさも高く評価できる点ですね。

読後には深い余韻が残り、単なるホラー作品を超えた読み応えのある作品であることを実感できます。

まとめ

前の住人がやって来たネタバレ全話!最終回結末も徹底考察

『前の住人がやって来た』のネタバレ&感想、そして最終回結末について考察してきました。

『前の住人がやって来た』は、単なるホラー漫画に留まりません。

人間の心理、過去の罪、そして運命の連鎖を深く掘り下げた読み応えのある作品として完成されています。

102号室という閉鎖された空間が、いかに人間の精神を蝕み、その運命を狂わせていくのか……。

その恐ろしさと奥深さが徹底的に描かれた傑作といえるでしょう。

最終的な結末では、後藤が前の住人たちとの交流を通じて102号室の真実を突き止め、その呪いと対峙する展開が描かれていきます。

謎が深まるにつれて加速する展開に、読む手が止まりませんよ。

漫画をまで読んでいないという方はぜひ読んでみてくださいね。

「前の住人がやって来たネタバレ全話!最終回結末も徹底考察」でした。

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