ビッグコミックスの人気漫画「住みにごり」は、ホラーと思いながらもまるで日本に何かを問いかけるような不思議な漫画です。
登場人物も個性豊かで、西田家の人たちを含め、みんな奇妙で何を考えているのかわかりませんよね(笑)
今回はそんな「住みにごり」のストーリーを1巻から最終回結末まで、詳しくネタバレしていきたいと思います。
単なる女性キャラかと思いきや、とんでもなくヤバい奴だったすぅちゃんこと、森田純夏がどうなったかについてもまとめておきました。
不穏な空気漂う本作の最終回結末がどうなるのか一緒にみていきましょう!

森田さんは最後死亡しちゃうの?
という疑問を持っている人が多いみたいだね。
『住みにごり』の作品情報
| 作品名 | 住みにごり |
| 作者 | たかたけし |
| 掲載誌 | ビッグコミックスペリオール |
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 連載状況 | 10巻まで発売中 2026年5月時点 |
『住みにごり』は、田舎に帰省した主人公が一筋縄ではいかない家族たちとヒューマンドラマを織りなす作品です。
同居人たちは35歳無職ニートの兄を始めとして、癇癪もちの父親、足が不自由で車椅子生活の母親と癖の強い面々ばかりが揃います。
現代日本の問題点を凝縮したかのような閉塞感漂う家族の物語はかなり重め。
しかし、時折混ぜ込まれるギャグ要素がいいスパイスになっていて、つい読み進めてしまいます。
作者のたかたけし先生の実体験が基になっているエピソードもあり、リアリズムを追求した作品としても人気の高い漫画です。
『住みにごり』あらすじネタバレ全巻
ではさっそく『住みにごり』のネタバレを見ていくことにいたしましょう!
最初は戸惑うストーリー展開も読めば読むほど惹きつけられるものになっていきます。
この魅力にみなさんはお気づきでしょうか?
住みにごり1巻ネタバレ(1話~10話)
主人公29歳の末吉は仕事をやめて実家に戻っていました。
実家には父親の憲と脳出血のため寝たきりになった母親百子とだいぶ変わった兄貴フミヤが住んでいます。
また彼には気さくで話しやすい姉貴(長月)もいます。
兄貴の変わり具合は、見た目だけでなく行動や動きもかなり謎です。
基本一言も発することはありません。
ただ、何も考えていないのではなく、逆にいつも恐ろしいことを考えています。
末吉には家族の嫌な面ばかりが思い出されては、誰にもそのことを話せずにいます。
さて、スーパーに来た末吉は11年ぶりに幼馴染の森田純夏に会いました。
実は昔から彼女のことが好きで、彼女の写真を見てはニヤついていたものです。
彼女も兄貴のことを知っていますが、みんな「面白い人」と言うくらいで、その変人ぶりに深く突っ込むことはありません。
彼女は本屋さんで働いていますが、その本屋によくフミヤが来るようです。
子供の頃のように今度一緒に遊びましょうと言ってもやはり無反応。
気性の荒い憲は、いつ暴れ出すか分かりません。
西田家には西田家の独特な空気感があるようですね。
さて、純夏が計画したお出かけは西田家の3兄弟と純夏、そしておなじ本屋で働く柳と鈴原で行くことになりました。
住みにごり2巻ネタバレ(11話~20話)
アミューズメントパークに来た6人にはそれぞれの思惑がありました。
まず、フミヤは純夏へのラブレターを書いていて、それを渡したいと思っています。
みんなでゴーカートに乗っているときにその手紙を落としてしまったフミヤは、急いでその手紙を拾うためにその場でゴーカートを降りて走ったんです。
その異様な光景は変人以外の何者でもありませんでした。
彼の危険行動のために全員お店を出禁になってしまうほど。
ラブレターを書いていることに気づいた柳は、フミヤに自分のことをいつも尾行していたと問い詰めます。
そうなんです、フミヤは母親に命じられて柳のことをいつも見張っていました。
柳はそのことに気づいていて、これ以上それを続けるなら警察に言うとまで言われてしまいます。
そのころ、長月は若い鈴原とキスして危うく一線を超えてしまうそうになり…。
末吉は長年の純夏への思いを伝えてキスをし、驚くべきことに両想いであることも分かったんです。
ただ困ったことにフミヤが末吉の様子を見ていて、ラブレターを握りしめまたもや奇行に走ることになります。
アミューズメントパークを後にし、ホームセンターでブルーシートやらトンカチやらいろいろと買って部屋に戻っていきました。
彼が何を企んでいるのか…
住みにごり3巻ネタバレ(21話~29話)
フミヤが柳を尾行していたのは、母が2年前に発見したDVDの中に、夫の浮気の証拠があったからでした。
なんと夜の営みをしているところが顔出しなしの状態で録画されていたんです。
それを見た母はフミヤにこの相手の正体を突き止めるよう言いました。
もともと柳と憲は同じ職場で働いていて、上司としてとても親切にしていました。
それゆえに一方的に柳のが彼のことを好きになってしまいます。
それでも自分の妻に一途な彼は、付き合おうこともしませんし、一緒に遊ぶようなこともしません。
ただ1度、彼女が忘れるためだけにキスをしたいというお願いだけを承諾しました。
父親の浮気相手を探していたフミヤにその様子が見つかってしまい、ずっと尾行される羽目になったんです。
しかし、柳はそのDVDの相手ではありませんでした。
なんと、森田純夏だったことが判明します。
しかも末吉が彼女と付き合うことになったと聞いた憲はなんと反応したらいいのか困ってしまいました。
住みにごり4巻ネタバレ(30話~38話)
家に遊びに来てくれた純夏と、森田家の3人で食卓を囲みます。
憲は浮気相手が直ぐ目の前にいて、落ち着いて食事なんかできません。
末吉が東京での生活に疲れ果て、実家に戻ってきたいという気持ちを伝えても、動揺が隠せないお父さんの返事が曖昧なものになってしまったんです。
純夏はその気持ちを弄んでいるようで、母親のなぞなぞの本の中にとあるいたずら書きをします。
平気で、「自分は浮気相手なんですよー」と分かるような思わせ発言までしてきました。
それを発見したのはフミヤで、父親の浮気相手が誰だったのかをはっきり理解するようになったんです。
このままではいろいろ大きな問題となると考えた憲は、純夏を殺そうとまで追い詰められてしまっています。
実際の純夏とは彼女の高校卒業するくらいから関係を持っている事がわかります。
末吉は大好きな純夏と交際できるようになっていた事を喜びつつも、自分との関係が深くなることでフミヤとの接触が増えるのではないかと心配しています。
フミヤは自室で純夏の本屋の名札で自分を慰めているところ純夏に見つかってしまいました。
住みにごり5巻ネタバレ(39話~47話)
本屋で盗んだ純夏の名札を使ってたことがバレたフミヤは、とつぜん服を脱ぎだす純夏の姿に動揺してしまいます。
憲にも末吉にも食らいついた純夏は、そうやって自分もまた自分のことを慰めているだけだというんです。
そして、全裸のフミヤに迫っていきます。
フミヤは彼女の上に座るんですが、手を出すことはできませんでした。
彼女は捨て台詞を吐いてフミヤの部屋を出ていったんです。
彼女の回想に入ります…。
彼女の中では、真剣に付き合っていたのかもしれないなというエピソードがいくつも描かれます。
それなのに、憲の側は遊びでしかありません。
奥さんが寝たきりになって、彼の方から別れを切り出しましたが、納得がいかなかった彼女は例のDVDを渡して、別れたというわけです。
このままでは家庭崩壊も時間のうちだと考えた憲は、夜の公園で目出し帽を被り、純夏を殺害てしまおうとします。
しかし、純夏には一発で誰なのか正体がバレていまいました。
今度は浮気を初めた頃の憲の記憶です。
純夏と激しい夜を過ごしていたせいで、奥さんの病気にも緊急事態にも気づいて上げることができませんした。
いい加減、関係を終わらせようと思いましたが、純夏がそれをすんなり認めてくれません。
その頃、末吉は純夏にプロポーズしようとしていました。
森田家と純夏で食事をすることになり、長月もやってきました。
母親、長月、純夏の3人になったその瞬間、自分が浮気相手だと大暴露した純夏。
急いで憲が帰ってきたときには、すでにその場の空気は凍りついていたんです。
住みにごり6巻ネタバレ(48話~57話)
一気に家族の修羅場を迎えた森田家。
長月はなんで純夏や憲にことの真実を問い詰めます。
また、プロポーズしようとケーキを準備し、いまそれを取りに行っている末吉のことの気持ちをどうするつもりかと責めました。
そう、ことの成り行きを見守ることのなかった末吉は、このあとたった一言「好きじゃない」で、あっという間に二人の関係が終わってしまうんです。
なんとも不憫な末吉。
そして百子は夫の浮気の相手である純夏に怒りをぶつけることもなく、同情したまなざしで「かわいそう」と言いました。
百子の手を払い除けて家を出ようとする彼女に馬乗りになって、本気で殺そうとした憲を止めたのは、不気味なフミヤでした。
さっきの修羅場とはまた違う意味で空気は凍りつき、この事態が収集されます。
純夏は憲を怒らせて殺されてしまおうと考えていて、そのために末吉と接触したということも分かりました。
家族がばらばらになった森田家。
憲は百子から顔も見たくないと言われ、姿をくらまします。
今まで、父親の浮気相手を探すという使命を受けていたフミヤももうその必要がなくなり、母親から必要とされなくなってしまいました。
憲の代わりに家を守ることになったのか末吉ですが、母親と末吉に対してフミヤがぶち切れてしまったことで、家の中の力関係が一瞬にして変わってしまいました。
時は流れ、5年後の森田家の様子が描かれます。
フミヤに怯えて暮らす末吉と百子が一体どうなっているんでしょうか。
住みにごり7巻ネタバレ(58話~67話)
仕事に家の家事、寝たきりの母親の世話、そして引きこもりのフミヤの世話をしていた末吉はこれ以上は厳しい状況でした。
そしてとうとう自立支援サポートにフミヤを預けて再就職してもらう手筈を整えたんですが、そこは少しブラックな団体だったんです。
そこで働いている人たちもなんだか訳ありで、それぞれの思いを抱えています。
特に若い野上は自分たちのやり方に疑問を持っていて、力ずくで時には相手を傷つけることもいとわずに施設に送り込む方法に戸惑ってしまいました。
末吉の方もその団体になけなしの初期費用を払い、迎えにきてもらう手筈を整えても、家族の世話を放棄する罪悪感と戦っていました。
この5年間、本当によくやっていて、確かに解放されるべき権利もあると思いますが、いざとなると躊躇する塔ですね。
さて引き離しの日、まず代表の笠原がフミヤの部屋に入ります。
元刑事で腕っぷしの強い彼は仲間を外の残し、たった一人でフミヤのもとに。
なんと部屋が土で覆われていて、部屋の中にも関わらず植物が生えていました。
想像と逸する環境に戸惑うものの、なんとか説得に応じてくれるよう交渉します。
しかし、結局は乱れに乱れた大乱闘に…。
施設の人たちも大怪我をする大惨事になりました。
偶然にもその日、長月もフミヤのための支援団体の人に家庭訪問を頼んでいて、鉢合わせてしまいます。
新沼というその女性スタッフは、笠原たちが来ていることに気づきその場を収集させます。
一応同業者ということで互いを認識していたようで、新沼の登場で笠原はひとまず引き上げることを決めました。
フミヤの方も数日入院する怪我を負っています。
長月はその悲惨な状況を見て、思わず嘔吐してしまいますが、フミヤの部屋を自分で確認することはありません。
どこか歪み続けている家族…。
しかも夜になると入院しているはずのフミヤが家に帰って行きて、家から追い出そうとした末吉の指の骨を折ってしまいました…。
末吉は今の状況から抜け出すことはできるのでしょうか…。
住みにごり8巻ネタバレ(68話~77話)
第8巻では家族の介護や世話に疲弊してきた末吉の様子が描かれています。
いよいよ兄・フミヤを家から追い出し働かせるために行動に出た末吉でしたが、意外にもその努力は実りつつある模様?
というのも、支援センターの柊凪がフミヤのことを気にしてくれている様子なのです。
柊凪は自分の兄も元々はヒキニートだったことを打ち明け、兄とフミアが対談する席を提案してくれたのでした。
柊凪の兄は、元ひきこもりだった自分の体験談を事細かに話してくれます。
このことがきっかけとなり、フミヤと柊凪の兄はたまに会っては他愛ない時間を過ごすようになります。
傍から見たらオタク友達のような感じです。
ぎこちないながらも、外と関りを持ち始めたフミヤ。
フミヤの中で何かが変わろうとしているのが感じ取れます。
ヒキニート兄の問題が解決の第一歩を踏み出した一方で、後退する事態も起きました。
なんと母・百子に、認知症の症状が出始めたのです。
今でさえすでに多くの問題を1人で抱え込んでいる末吉に、まるで追い打ちをかけるかのような展開です。
これまでは家族の問題に立ち向かってきた末吉でしたが、さすがに精神的な限界を迎えてしまいます。
そんな末吉は、明らかに様子がおかしくなっていきました。
ささいなことでも怒りが爆発し、予想もしない異常行動をとるようになっていくのです。
まさに少しずつ精神が壊れていくのを見せられているような感覚になりました。
本来なら自分の助けになってくれる存在であるはずの“ヒキニートの自立を支援してくれる団体”にも、敵意をむき出すようになっていきます。
まさに被害妄想の極み……周囲への敵意が極限まで高まった末吉です。
これでは自ら味方をどんどん減らしているようなものですが、末吉自身にその認識は一切ありません。
ますます孤立していく末吉の今後がどうなるのか、怖くて仕方のない第8巻でした。
住みにごり9巻ネタバレ(78話〜87話)
フミヤは、支援員・柊凪の兄である達郎の家に招かれ、初めて他人の家で朝食を取ります。
達郎は元引きこもりだった過去を打ち明け、自室も見せました。
部屋には当時自分を奮い立たせるために書き残した言葉が壁に残されており、フミヤはその空間を黙って見つめます
その後、達郎からCDウォークマンを借り、鼻歌まじりで帰宅するなど、これまでにはない穏やかな様子も見せていました。
しかし帰宅直後、事態は急変します。
末吉が、フミヤのために買っていた大量の飲み物を勝手に処分していたのです。
怒ったフミヤは末吉に飛びかかり、兄弟喧嘩へ発展。これまで抑え込まれていた末吉も反撃し、殴り合いになります。
さらに末吉は、太ももに隠していた鉛筆でフミヤの攻撃を止め、「もう誰の言うことも聞かない」と言わんばかりに態度を変化させます。
これまでフミヤに怯えていた末吉が、初めて真正面から対立する展開となりました。
その後も関係は悪化し、末吉はフミヤの食事量を極端に減らしたり、カレーを流し捨てたりする嫌がらせを開始。
フミヤも挑発を繰り返し、ついには刃物を持ち出す危険な空気にまで発展します。
一方で、柊凪の過去も描かれます。
幼い頃から兄に特別な感情を抱いていたこと、自分の気持ちを誰にも言えず苦しんでいたことが明らかになります。
終盤では、5年前に失踪した父・憲の居場所が判明。
テレビに映った阿波踊りの映像に、憲が参加していたのです。
長月は以前から憲の消息を知っていましたが、末吉の精神状態を考え、あえて伏せていました。
さらに母・百子は、疲弊する末吉に「もう自分のことは捨ててもいい」と話します。
しかし末吉は「好きで一緒にいた」と感情を爆発させ、家を飛び出してしまいます。
9巻ラストでは、「おかんと交わした最後の会話だった」というモノローグが描かれ、不穏な空気を残したまま終了します。
住みにごり10巻ネタバレ(88話〜97話)
家を出た末吉は、5日経っても帰宅せず、寝たきりの百子は十分な世話を受けられない状態になっていました。
この状況を見た長月は、失踪していた父・憲を家へ戻すことを提案。
百子は最初こそ拒絶気味でしたが、最終的に了承し、5年ぶりに憲が西田家へ戻ることになります。
久々に家へ現れた憲は、花束を持参していました。
以前、百子が意識が曖昧な中で自分の名前を呼んでいたことから、「まだ必要とされている」と考えていたようです。
しかし、再会した百子の態度は冷ややかで、憲はその場で土下座して謝罪。
百子から厳しい言葉を浴びながらも、最終的には家に戻ることを認められます。
その後、憲はフミヤを居酒屋へ連れ出します。
初めて酒を飲むフミヤに対し、憲は突然頭を下げ、「ここまで何もできなかった」と謝罪。
そして「家は自分と百子で終わらせる」と話し、フミヤに15万円を渡したうえで、2か月以内に家を出るよう告げます。
さらに「母親の中ではもう死んだことにする」と言い切り、事実上の勘当を言い渡しました。
突然の出来事に動揺したフミヤは、新沼達郎のもとを訪れます。
達郎からタバコをもらい、人生で初めて煙草を吸う場面も描かれました。
後半では、フミヤが達郎と柊凪に誘われてキャンプへ参加します。
達郎との関係は以前より近くなっており、二人だけの独特な会話も増えていました。
一方で柊凪は、兄がフミヤと親しくなる様子を見て複雑な感情を抱きます。
夜になり、達郎が眠った後、フミヤと柊凪は二人きりになります。
そこで会話を交わした末、柊凪が突然フミヤへ抱きつく場面で10巻は大きく動き始めます。
『住みにごり』の森田のその後!最後は死亡する?
結論から言うと、森田純夏(すぅちゃん)は現時点で死亡していません。
ただし、作中では実際に命を奪われかける場面があり、さらに10巻では再登場を果たしています。
森田さんが大きく動くのは、6巻の西田家で起きた修羅場です。
末吉がプロポーズをするために森田さんを家へ招き、食事の席で家族が揃うことになりました。
しかし、末吉がケーキを取りに外出したタイミングで、森田さんは突然「憲と不倫していた」と暴露。



しかも、その関係は10年以上前から続いていたものだったのです。
森田は不倫を告白する
森田さんは、末吉の父・憲と長年肉体関係にあったことを百子や長月の前で打ち明けます。
憲は動揺しながらも否定できず、長月から問い詰められても何も答えられませんでした。
森田さんが不倫を暴露した理由は、単純な復讐だけではありません。
もともと森田さんは憲に本気で惹かれていました。
しかし、憲にとって森田さんとの関係はあくまで不倫。
妻・百子の介護が始まったことで、憲は関係を終わらせようとします。
その結果、森田さんは強い執着と怒りを抱えるようになり、西田家を壊そうと動き始めました。
また、末吉へ近づいたのも恋愛感情だけが理由ではなく、憲の家族へ近づくためという目的もあったことが明かされています。



憲は不倫していたものの、妻の百子を心から愛していたのです
森田は母親に謝罪される
森田さんの狙いは家族の崩壊。
それにもかかわらず、妻の百子は冷静に車椅子から降りて這って森田さんに近づき、「ごめんなさいね」と謝るのでした。
実は、憲が行為に及んでいるDVDを見ていた百子は憲の不倫を知っていました。
そのDVDには女性の顔が映っていなかったので、百子はフミヤにその相手を特定させようとしていたのです。
フミヤが毎日本屋に出かけていたのは、憲の不倫相手が書店に勤めている柳さんだと思ったからでした。
柳さんは以前の職場で憲に親切にされ、片思いをしていました。
しかし、憲は自分は妻一筋だからと言ってはっきりした態度を示していたのです。
それくらい妻思いだったのに、森田さんの誘惑には勝てなかったんですね。
百子からしたら、ようやく不倫相手が特定されたわけですが、森田さんの真の狙いを知ってか、取り乱すのではなく冷静に森田さん謝り、「かわいそうな子」と言ってのけたのです。
この反応に森田さんは驚き、泣いて謝る百子を払い除けて家から飛び出そうとしました。
森田は憲に殺されそうになる
逃げようとした森田さんを捕まえたのは憲です。
憲は前日にも森田さんを殺害し、何もなかったようにしたがってましたから、今度こそと馬乗りになって彼女の首を締めようとしました。
実は、歪んだ性格を持っていた森田さんの真の狙いはこれでした。
つまり、憲の家族を崩壊させて、憲に殺されたかったのです。
末吉に近づいたのもこの目的を果たすためでした。
森田はフミヤに助けられる
憲が森田さんを殺そうとしたことろ、それを止めたのはフミヤでした。
フミヤがこの作品で初めて声を発し、それによってこの殺人的な行為は止められることになったのです。



フミヤも森田さんが好きでした。
少し前にフミヤが自慰行為しているところに森田さんが現れ、森田さんが自分と関係を持つように迫りました。
その時に、自分は誰かを利用して自分を慰めようとしているだけだと言っていたので、森田さんにも辛い気持ちがあることをフミヤも感じ取ったのかもしれませんね。
森田さんにも森田さんなりの葛藤や苦しみを抱えて生きているのでしょう。
フミヤは多くを語りませんが、森田さんが死ぬ事だけは間違っていると思ったのかもしれません。
森田は末吉のプロポーズを断る
何も知らない末吉は、ケーキを持って帰宅します。
ドキドキしながらプロポーズしようと浮足立っていた末吉はこの世の終わりのような修羅場に戻ってくることになってしまいました。
ことの事情を知ってもなお末吉はプロポーズをしますが、森田さんに断られてしまいます。



末吉に残された未来は悲惨なものになりました。
憲が入院することになり、また退院後はそのまま失踪してしまい、今まで家族を支えていた人がいなくなります。
また、フミヤの性格や生活はますます歪んでいったのです。
末吉はフミヤに殴られたことをきっかけに恐怖でフミヤには逆らえなくなり、残念な力関係が出来上がってしまいました。
さらにまた憲を失った百子は母親は末吉に依存するようになりました。
森田は10巻で再登場している
6巻以降、森田さんはしばらく物語から姿を消していました。
しかし10巻終盤で再登場しています。
髪をショートカットにしており、以前とは印象が変わった姿になっていました。
また、家を飛び出していた末吉が、行方不明だった5日間のあいだ森田さんを探していたことも判明。
さらに10巻ラストでは、包丁を持った末吉が森田さんを尾行している描写があります。
現時点で森田さんは死亡していません。
ただし、再登場によって末吉との関係が再び動き始めており、今後大きく物語に関わってくる可能性があります。
『住みにごり』最終回結末ネタバレ
物語はまだ連載中なので、最終回結末は明らかになっていません。
ただ、『住みにごり』は毎回予想外の方向へ展開していく作品です。
そのため、ここでは10巻時点までの状況を整理しつつ、今後どうなっていくのかを考えていきます。
父・憲が失踪してから5年。
末吉は寝たきりの母・百子の介護、家事、生活費の負担、そしてフミヤの世話まで一人で抱え込むことになりました。
朝6時のコインランドリーの時間を「天国」と感じるほど追い詰められていた末吉ですが、9巻ではついに限界を迎えます。
百子から「もう私のことは捨ててええ」と言われたことをきっかけに感情が爆発し、家を飛び出してしまいました。
その後、末吉は5日間帰宅しません。
この状況を見かねた長月は、失踪していた父・憲を西田家へ呼び戻すことを決断。
百子は複雑な気持ちを抱えながらも、介護を続ける人が必要だったため、憲の帰宅を受け入れました。
しかし、憲が戻ったことで問題が解決するとは限りません。
むしろ10巻では、新たな火種がいくつも生まれています。
住みにごり最終回結末ネタバレ:末吉は森田と結婚する?
森田純夏は6巻の修羅場以降、長らく姿を消していました。
しかし10巻終盤で再登場しています。
髪をショートカットにしており、以前とは少し雰囲気が変わった姿で登場しました。
また、家を飛び出していた末吉が、5日間のあいだ森田さんを探していたことも判明しています。
さらに10巻ラストでは、包丁を持った末吉が森田さんの後をつけている場面が描かれました。
つまり、二人が再び接触すること自体はすでに確定しています。
ただ、再会が復縁や結婚につながるのかはまだ不透明です。
もともと末吉は森田さんに本気で惹かれており、6巻では家族が修羅場になった状況でもプロポーズをしていました。
しかし、森田さんからは「好きじゃない」と断られています。
一方で、末吉は東京での仕事や奨学金返済に疲弊し、実家へ戻った後は介護や家族問題に押しつぶされていきました。
8〜9巻では精神的にも限界へ近づき、10巻では包丁を持って森田さんを尾行するまで追い詰められています。
そのため、今後の再会が末吉にとって救いになるのか、それともさらに危うい方向へ進んでしまうのかが、大きなポイントになりそうです。



地味ですが、主人公なので幸せになってほしいですね(笑)
住みにごり最終回結末ネタバレ:フミヤは社会復帰する?
フミヤは福祉の人に対しても暴力的な態度を見せ、長年ほとんど家から出ようとはしませんでした。
しかし10巻時点では、少しずつ変化も見え始めています。
支援員・柊凪の兄である達郎と交流を深め、これまで家族以外との関わりがほとんどなかったフミヤに、“友達のような存在”ができ始めました。
10巻では一緒にキャンプへ行くほど関係が進展し、初めて煙草を吸う場面も描かれています。
さらに、父・憲からは15万円を渡され、「2か月以内に家を出ろ」と勘当まで言い渡されました。
今まで母親の指示で動き、実家の中だけで生きてきたフミヤですが、これからは外で生きることを迫られる状況になっています。
ただ、気になるのは物語冒頭の夢のシーンです。
末吉は夢の中で、包丁を持ったフミヤが近所の人たちを次々と襲い、血まみれになって歩いている姿を見ています。
この描写が、今後の伏線になっている可能性もあります。
一方で10巻まで読むと、少し違う見方もできるようになってきました。
というのも、現在もっとも精神的に追い詰められているのは、実は末吉だからです。
介護、生活費、フミヤの世話を一人で抱え込み、ついには家を飛び出し、10巻ラストでは包丁を持って森田さんを尾行していました。
フミヤではなく、疲弊しきった末吉がやってしまう……そんな展開も予想できるかもしれません。
恐ろしいですが、『住みにごり』という作品なら十分あり得そうですよね。
ただ、達郎や柊凪との出会いによって、フミヤが少しずつ変わり始めているのも事実。
社会復帰へ向かうのか、それとも別の方向へ壊れてしまうのか、今後の展開が気になります。
住みにごり最終回結末ネタバレ:百子は介護施設に入る?
完全寝たきりで、全面介助が必要な百子。
末吉が家を飛び出したことで、現在は憲が再び介護を担う立場になっています。
とはいえ、百子は憲を完全に許したわけではありません。
「一生許さん」と言いながらも、現実的な問題から同居を受け入れている状態です。
現状の西田家を考えると、家族だけで介護を続けるのはかなり厳しい状況。
今後は施設や福祉の支援がさらに必要になる可能性も高そうです。
住みにごり最終回結末ネタバレ:憲は家族を立て直せる?
失踪していた憲ですが、10巻で5年ぶりに西田家へ戻ってきました。
土下座して百子へ謝罪し、再び家族と向き合おうとしています。
ただ、そのやり方はかなり強引です。
フミヤへ勘当を言い渡し、「お母さんの中ではお前は死んだことにする」と告げるなど、家を立て直すために極端な判断も下しています。
一方で、介護を担う覚悟も見せており、以前のように逃げるのではなく家族へ向き合おうとしている様子もありました。
ただ、『住みにごり』という作品は“誰か一人が頑張れば解決する”タイプの物語ではありません。
西田家の問題がどう決着していくのか、最終回まで目が離せない展開が続きそうです。
住みにごりを読んだ人の感想
次は『住みにごり』を呼んだ人の感想を紹介していきます。
住みにごりの感想:まともな登場人物がいない



まず本作で最も特徴的なのは、35歳ヒキニートの兄・フミヤ!
作者の兄がモデルになっているらしいのですが、そのせいか作中のフミヤからは強烈な異常さを感じつつも妙なリアリティも伝わってきて、作品のテイストの大きな要素となっています。
他にもすぐにキレる父親や、体が不自由な母親、離婚して出戻りした姉など、「普通」と言えるような家族は誰も出てきません。
あらゆるストレスを受けながら、家族問題に一人で立ち向かっていく末吉の姿は、見ていて心が痛むとともに励ましたくもなります。
住みにごりの感想:現代日本の家族問題を凝縮したかのような作品



まさに『住にごり』というタイトルがぴったりだと感じました。
ひとつの家庭の中に多くの家族問題があり、末の息子1人だけでは自浄することができない状態のまま物語が進んでいきます。
問題の対応に当たっている末の息子がひたすらに不憫でなりませんが、彼もまた家族を見捨てることができない決断力の弱さやお人好しな一面が、彼自身の問題と言えるのかもしれません。
住みにごりの感想:異様なギャグセンス!お笑いパートがクセになる



強烈なギャグパートがあります。
作品のテーマがテーマなだけに全体的に重めの作品であることは間違いありません。
重めの話が続く中に、吹きだしてしまうようなシーンが唐突に挿入されるんです。
その落差のせいでギャグシーンがとんでもない程シュールで笑えるコマに仕上がっています。
お笑いのセンスが秀逸過ぎて、きっと誰にも真似できないなと感じました。
住みにごりの感想:読み応え抜群の作品!



登場人物ひとりひとりの背景設定が細かいです。
一見するとひたすらに末吉が可哀想に見えますが、登場人物たちは実はそれぞれ心の闇を抱えています。
おかしくなってしまったのにもそれぞれの理由があるんですよね。
引きこもりの兄のフミヤだけはモンスターのように描かれていますが、彼もまたモンスターになってしまった理由がきちんと存在するのかもしれません。
それを想像すると、まだまだ本作は奥が深いのでは?とワクワクせずにはいられません。
まとめ
今回は「住みにごり最終回結末ネタバレ!森田は最後死亡する?」というテーマでお届けしてきました。
まず、狂気の森田さんがどうなったかですが、憲との不倫を暴露し家庭崩壊を目論みましたが、百子の機転によって完全成功には至らなかったですね。
とはいえ、末吉を始めとして家族のにごり度は断然上がりましたよね。
介護や引きこもりの問題など今の日本に何かを問いかけているようなそんな漫画だなと思いました。
最終回や結末はネタバレ予想をはるかに超えてくる展開になりそうですよね。
物語冒頭に末吉がみたフミヤの夢がどう繋がっていくのかも早く知りたいですね。
「住みにごり最終回結末ネタバレ!森田は最後死亡する?」でした。
