今回は『暴夜』がどんな物語なのかネタバレをお届け!
原作の韓国小説を元に最終回で描かれる結末について、詳しく解説しながら物語のラストまでを紹介します。
激動の運命に翻弄される穏花(ウンファ)と、彼女を取り巻く複雑な人間関係がどのように収束するのか、結末に至るまでの緊迫した展開を振り返りましょう。
物語の中心には、妓生の姉を持ちつつも自らの運命を切り開こうとする穏花の奮闘もあり…
視力を失ったふりをして復権を狙う廃位された皇太子・智鶴(ジハク)との出会い、そして楼主による陰謀が絡み合い、物語はどんどん緊張感を増していきます。
この記事をチェックすれば、
- 『暴夜』の作品情報(原作の韓国小説について)
- 『暴夜』の登場人物
- 『暴夜』の各話ネタバレ
- 『暴夜』の最終回結末ネタバレ
を網羅できるようにしましたので、最後まで楽しんでいってくださいね。
『暴夜』の作品情報
『暴夜』は、才能ある作家チョン・ソヨンによって生み出された韓国発の人気作品です。
原作は全3巻の小説として完結しており、その後STUDIO INによって漫画化されました。
この作品は異世界、ファンタジー、ロマンスの要素を巧みに組み合わせたジャンルとなっています。
壮大な異世界の設定と、深く感情に訴えかける登場人物の関係性が見事に融合しているのが特徴ですね。
物語の中心となるのは、普通の人間であるカン・ユジンと、強力で呪われた「夜の悪魔」イ・リヒョンの運命的な出会い。
二人の絡み合った運命が、愛と犠牲、そして運命との闘いを描く壮大な物語の骨格を形成しているんです。
ウェブトゥーン版の制作には、プロの制作会社であるSTUDIO INが関わっており、商業的な成功と幅広い読者層への訴求を意識した作りになっているのも興味深いポイントです。
『暴夜』原作の韓国小説は完結してる?全何話?
『暴夜』の原作は韓国小説で、すでに完結を迎えている作品です。
話数は全146話となっており、読み応え抜群になっています。
そのためよく皆さんが検索する「小説家になろう」といった日本のサイトでは読むことができません。
本作の韓国名は「폭야」で、RIDIというサイトで読む事ができますよ。
ただし、R18指定になっているのと、全編韓国語になっているので、注意してくださいね。
『暴夜』の登場人物一覧
『暴夜』のネタバレに進む前に、本作の主要な登場人物についてまとめておきました。
漢字が難しく、名前も覚えづらいので、まずはこちらを読んで確認しておきましょう。
徐智鶴(ソ・ジハク): 幼い頃、王家の権力争いの陰謀によって毒を盛られ、視力を失った元世子。現在は「下弦大君」として人里離れた屋敷で暮らしています。些細なことで人を殺める残忍さを持つ一方、穏花に出会ってからは彼女を深く溺愛するようになります。
李穏花(イ・ウンファ): 貧しい身分ながら、語り部として智鶴の屋敷に雇われた美女。身体が弱い姉を身請けするために、高額な報酬の仕事を引き受けます。最初は智鶴の残酷さに恐怖を感じますが、次第に彼との間に特別な関係を築いていきます。
英花(ヨンファ): 穏花の姉。生活のために妓生として働いています。
詩勲(シフン): 穏花の幼馴染で、互いに惹かれあっていましたが、智鶴によって穏花との関係を断ち切られます。
尹氏(ユンシ): 詩勲の父親。元々は智鶴の妻(世子嬪)の父親で、智鶴の過去に深く関わっている人物。智鶴を陥れるための陰謀を巡らせます。
希仁(ヒイン): 智鶴の過去の回想に登場する王族の女性。穏花の父親に無実の罪を着せた過去があります。
『暴夜』ネタバレあらすじ全話(シーズン1)
ここから先は、めちゃコミで連載している漫画『暴夜』のストーリーをわかりやすくネタバレしていきます。
暴夜ネタバレ1話~5話
幼いころに母親と父親が死んでしまった李穏花(オンファ)は、姉の英花(ヨンファ)と一緒に暮らしており、英花が家計を支えるために妓生として働いてます。
また穏花には楼主の息子である詩勲(シフン)という信頼できる友人がいました。
楼主は姉の英花が既に妓生として働いてることもあり、同じ道を歩ませようと考えていました。
そんなある日、穏花はある高貴な人物が西洋の言葉を読み聞かせできる者を探しているという話を聞きました。
これは絶好の機会だと考え、その読み聞かせの仕事に挑戦し、報酬を得ることで英花の身請け金を貯めようと考えます。
穏花はすぐにその募集に応じる決意をしますが、その高貴な人物が実は盲目の暴君智鶴だったんです。
姉を救おうと大金を手に入れる決意をしたものの、手放したくない楼主は彼女を無理やり妓籍に入れようと捕まえます。
妓楼の春喜姐さんが支度部屋に入ってきて「穏花が妓籍に入らなければ英花の首が飛ぶ」と告げます。
その言葉を聞いた穏花は怯えながらも、素直に身支度を整え、客室に向かいました。
覚悟を決めて客室に入ると、客の男たちが血まみれで倒れており、その中で涼しい顔をした智鶴が待っていたんです。
暴夜ネタバレ6話~10話
助けてくれたのは智鶴でした。
穏花が妓生にならなくていいように、多額のお金を払うだけでなく無理やりですが、楼主を説得してくれたんです。
流されるまま智鶴と一緒にお屋敷へ戻ります。
偶然にも智鶴と湯殿をともにした時に、まるで智鶴が見えているような振る舞いをすることに驚きます。
さらに、彼の反応した下半身を目の当たりにし、驚きと恐怖で体が固まってしまいました。
その後、湯殿から出てきた智鶴は、護衛の尚雲に「男装した女に気づかず、書を読み上げさせたと噂を流しておけ。周囲が女の正体を知りたがるだろう」と指示します。
そして、「穏花が湯殿から出たら、1日だけ村に戻ることを許せ」とも命じました。
翌日、詩勲は父親に呼び出され、智鶴がかつての世子(王位継承者)だったと知らされます。
彼は毒入りのお茶を飲んで視力を失い、世子の座を退くことになったのです。
詩勲は父親から智鶴が再び王位を狙っているなど関する噂を聞かされ、彼を監視するよう命じられます。
詩勲は穏花が好きなんですが、なかなかその気持ちは伝わりません。
それどころか、穏花自体が詩勲と姉の英花がお似合いなカップルだと思っています。
なかなかこっちの恋は進展しなさそうですね。
暴夜ネタバレ11話~15話
今度は10年前、穏花の父親は語り部の仕事をしてましたが、雇い主の奥様と不義を働いたという濡れ衣を着せられます。
現在に戻り、穏花は自分が父と同じ語り部の仕事をしていることに複雑な思いを抱きます。
その後、本を読んでると、智鶴が突然膝の上に寝転がったもんですから驚きです。
「もっとそばで聞きたくなっただけだ」と言い、そのまま朗読を続けるように指示。
智鶴は本当に目が見えているのか、見えていないのかまだまだ謎のままです。
穏花は部屋で英花が持たせてくれた荷物を整理していると、本屋の店主・宋おじさんから預かっていた本を見つけ、その中にメモが挟まっているのに気づきました。
メモには、「この西洋の物語は、その筋の愛好家に流行っている。翻訳してくれたら良い」と書かれており、穏花が本を開くと、その刺激的な内容に驚いて顔を真っ赤にします。
穏花は本を読んでいるうちに、物語の登場人物と自分、そして智鶴を重ね合わせてしまい、顔を真っ赤にしてドキドキしていました。
徐々に二人の仲が深まっていているように感じます。
暴夜ネタバレ16話~20話
突然の濃厚なキスをされ、そのまま腰や足を触れられると、「こういうのは…」と困惑した表情で言いました。
彼女があのまま拒まなければ、二人は一線を越えてしまいそうな雰囲気でした。
その時、彼の頭にはある女性の姿がよぎり、急に我に返ります。
翌朝、昨晩よく身体を乾かさずに寝てしまったためか、風邪を引いてしまいました。
彼女の手を握ると、その手が熱かったため「風邪を引いているのか?」と心配しますが、先ほどの彼の行動から「目が見えているのでは?」という疑念で頭がいっぱいな彼女。
詩勲は、智鶴が雇った語り部が穏花だと栄興という名の家臣を通して知らされ、驚きを隠せませんでした。
彼女が智鶴の屋敷にいることにショックを受け、その二人のやり取りを見てからはますます気になってしまいます。
彼女は高熱を出してしまい、使用人のカリから薬が効くまで休むように言われ休んでいると、いつの間にか智鶴の姿が。
席を立ってからしばらく経っても何の動きもなく、苛立ちを募らせた官僚は、厠へと向かっていました。
その途中で、使用人のカリと護衛の尚雲の会話を偶然耳にし、穏花が高熱で寝込んでいることを知ります。
湯船に浸かりながら智鶴は穏花に対して自らの欲望を燃やし続け、熱に朦朧としながらも穏花もその快楽に浸りました。
暴夜ネタバレ21話~25話
穏花は英花のせいで別監が性的不能になり、芙蓉館で別監の本妻が英花に暴力を振るい騒動になったと書かれた手紙を受け取ります。
一方その頃、英花は混乱の中逃げ回っていました。
詩勲は心配して英花を見つけ出し、「穏花の代わりになってくれたら、彼女を忘れる努力する」と言われて、彼を受け入れてしまった英花。
そして、「罪深い自分とお前はそっくりだ」と吐き捨て、身体を重ねてしまいます。
その一方で、智鶴は護衛の尚雲から「李椿参が息を引き取った」との報告を受け、また主君の命を狙う者がいるかもしれないという情報を聞いて、絶えず警戒を続けるよう指示を出し、「ちゃんと輝が王位につくまで」と伝えました。
その後、穏花は智鶴を訪ね、看病してくれたお礼を述べた後、彼女はとりあえず姉の元に戻れることに。
偶然にも傷だらけの顔の英花がいました。
別監の件で楼主から叩かれたと説明し、「解決したから泣かないで」と心配する彼女をなだめます。
帰宅すると時間通りに戻らなかったことを怒られます。
「もし報酬を受け取らずに旦那様の言いつけた仕事をこなせば、姉を芙蓉館の妓生から抜いていただけますか?」と頭を下げてお願いしました。
「その代わりに、自分の慰みものになれ」と迫ります。
怯える彼女に対し、彼は冷酷にその選択を迫り、姉との関係を守るために、彼の要求を受け入れるしかありません。
その後、彼に激しく求められることになりました。
暴夜ネタバレ26話~30話
何度も抱かれつつも彼女は彼の冷たい言葉とは裏腹に、その指先から優しさを感じ取り、次第に彼に心を奪われていきます。
その後、彼は芙蓉館を訪れ、楼主に対して姉である英花を連れ出したいと要求。
でも楼主は英花が最も人気のある売れっ子であるため、彼女を手放すことを拒否します。
突然現れた兵曹判書は、英花をすでに妓生の妓籍から抜いたことを告げ、彼女を側近としてそばに置くつもりであることを伝えます。
さらに、英花が自分の息子である詩勲と恋仲にあるため、しばらく様子を見たいと説明しました。
一方、穏花は詩勲からの手紙を読み、詩勲の自分に対する気持ちを知りました。
詩勲は姉の英花に惹かれていると信じていたため、突然の告白に戸惑い動揺します。
ちょうどそのタイミングで、智鶴が帰宅。
智鶴は彼女が持っている手紙と贈り物を見ると詩勲だとわかったのか、嫉妬に駆られ、それらをすべて燃やすよう命じます。
そんな彼女に対してに触れながら、「そんなにも詩勲がよいのか?」と嫉妬心を隠せません。
そして、彼は彼女を膝の上に座らせ、「英花はもう妓生ではない」と伝え、約束を守ったことを伝え、「次はお前の番だ」と詰め寄ります。
その言葉に圧倒されながらも、相変わらず智鶴の手つきが優しいと感じていました。
彼の言葉がどれだけ乱暴であっても、その優しさが伝わり、彼女も徐々に彼に心を開いていくのです。
彼女を見つめながら、「この目が手に入れたくてたまらなかった」と言い、キスをし、再び激しい営みを行いました。
兵曹判書が何か良からぬことを計画してるかもしれないと警戒し、彼の元で過ごしている英花を見張っておくようにと命令します。
暴夜ネタバレ31話~35話
突然、お屋敷に智鶴の姉である希仁が訪ねてきます。
幼い輝が即位することで継妃が天下をとって好き勝手やってしまう心配をしていました。
智鶴は後継者に興味がない様子で輝が王位の座に就くことに対しては反論はなく、今の、平和な生活を大切にしたいことを希仁に伝え彼女を帰します。
希仁は、帰り際に穏花の姿を見つけ話しかけました。
彼女の名前と、雇われている語り部であることを知り、近いうちにゆっくり話して色々なことを聞き出そうと考えました。
穏花はその時に会話は特に気に留めず姉のことを考えながら買い物を続けていたところ…
その時、近くで男性の声が聞こえたので行ってみると、そこには、虎林と一匹の虎が対峙していました。
彼女は驚きますが、虎林は冷静に目配りで静かにしてるように指示を出します。
虎と対峙してる緊張した場面で、穏花は、このままではお屋敷に虎が行って皆に危険が及ぶから、自分が囮になって引き離すと虎林に言いました。
すると彼女は、石を拾い虎を引き離すため遠くに向かって走ります。
しかし、走って行く途中で足を挫いてしまい虎に追いつかれ攻め寄られてしまいました。
彼女は、拾った石を虎に向かって投げますが、虎は一切怯まず彼女に向かって襲いかかろうとしています。
絶体絶命の瞬間、虎が何者かによって射止められました。
そこには、焦って必死な表情をして穏花を助けに駆けつけた智鶴がいました。
誰も助けに来なくて、このまま虎に襲われてしまう恐怖で泣き崩れてましたが、「お前を見捨てるはずがないだろ」と抱き締めます。
お屋敷に帰り、彼女は傷の手当てをしてもらいました。
手当てをされながら先程の虎から助けてもらった出来事を思い出します。
虎に襲われた穏花を助けにきた時の彼の必死な表情や、彼女を失いたくないと真剣に思う気持ちが強く伝わり、今までとは違う彼への熱い思いを抱き始め、心が落ち着かない様子になっています。
そこから熱い抱擁が始まりそれを快く受け止めます。
日に日に二人の絆は強くなっていきます。
暴夜ネタバレシーズン1結末(36話~37話)
とうとう英花も穏花も智鶴の正体に気づくことになりました。
もと世子で、かなり立場の高い方だと…。
しかも、智鶴が自分の父親を死に追いやったということまで分かってしまうんです。
そのことをあえて彼女の耳に入れた希仁はいったい何を企んでいるんでしょうか?
わざわざ穏花が1人になるタイミングを見計らって話しかけたわけですから、それには深いわけがありそうです。
その話を聞いた穏花は急に姉のことが心配になり会いに行くことにしたんですが、その途中で拉致られてしまいます。
穏花を攫ったのは兵曹で、姉と静かに暮らしたいなら智鶴の食事に少しずつ毒を混ぜるようにと言われてしまうんです。
断れば、自分の命だけでなく姉の命をも危険にさらすことになります。
でも、穏花にとっては智鶴も大切な存在です。
智鶴との生活を取るか、姉との生活を取るか穏花は選ばなければならなくなってしまいました。
『暴夜』ネタバレあらすじ全話(シーズン2)
穏花を使って智鶴を殺そうとする周囲と、大切な人たちとの間で揺れる穏花。
シーズン2は智鶴が穏花を守れるかどうかが見どころになってくることでしょう。
ネタバレは随時追記させていただく予定です。
暴夜ネタバレ38話〜41話
第二部の幕開けは、予想以上に重い展開で始まります。
目を覆われた穏花の前に現れた詩勲の父親・宗瑞は、「今から1か月間、智鶴の食事に毒を混ぜよ」という恐ろしい命令を下します。
正体を探ろうとする穏花でしたが、家臣に殴打され意識を失ってしまいました。
その後、宗瑞は側室の心徳に阿片の準備を命じ、詩勲が英花に対して行った行為について語ります。
「子どもの世話もできないなら、もう詩勲に近づくな」という厳しい言葉に、心徳は顔を真っ青にして震えました。
一体、詩勲が英花に何をしたのか、その真相は読者にとっても気になるポイントです。
一方、側近の尚雲から穏花発見の報告を受けた智鶴が山へ向かうと、雪山で服を剥がされた状態で倒れている穏花を発見します。
智鶴は自分の上着をかけて立ち去り、意識を取り戻した穏花はカリと虎林から智鶴の様子を聞くことになりました。
夜が更けた頃、尚雲が智鶴に重要な報告をします。
穏花の衣服から毒入りの小袋が発見されたのです。
証拠を前に警戒心をあらわにする尚雲に、智鶴は「もしも穏花を傷つけるようなことがあれば容赦しない」と釘を刺しました。
そんな時、何かを探して泣いている穏花の姿を見つけた智鶴は、彼女のもとへ向かいます。
穏花に声をかけた智鶴は、今まで経験したことのない感情が湧き上がってくるのに気がつきました。
「お前に何を期待しているんだろうな」という智鶴の予期せぬ言葉に心を揺さぶられた穏花でしたが、素直になれずに意地を張ってしまいます。
穏花の言葉を挑発と受け取った智鶴は、抑えきれない衝動でキスを重ね、彼女の衣服を脱がせていくのでした。

智鶴に「それは恋だよ!」と教えてあげたくなる展開で、穏花も自分の気持ちに気づき始めているようです。
ついにお互いの本当の想いを理解する時が来るのかもしれません。
暴夜ネタバレ42話〜45話
穏花が「嫌だ」と言っても、智鶴の激しい気持ちは止まりません。智鶴の行動はとても性急で、穏花は泣かされてばかりでした。
こんな乱暴なことが続く中、穏花は「自分と智鶴って似ているのかも」と思うようになります。
その頃、詩勲は家臣と智鶴の誕生日パーティーの話をしていました。
パーティーに行こうかどうか迷っている詩勲でしたが、実は父親が決めた結婚相手との話が進んでいて、穏花のことはあまり気にしなくなっていたのです。
英花は詩勲の結婚予定相手に声をかけられ、「また会いましょう」と言われて戸惑ってしまいました。
パーティー当日、穏花は智鶴の側近に大胆な質問をします。
自分の父親と智鶴の姉の関係について聞いてみたのです。
この質問を聞いた側近は穏花の正体に気づいて顔が青くなり、今までとは全く違う態度で穏花に接するようになりました。
一方で智鶴は、穏花を陥れた真の黒幕が誰なのかを知ることになり、穏花のことを信じてあげられなかった自分を深く後悔するのでした。
智鶴が毒の件について知った後も、これまでと同じ関係を続けていきたいと思っていることを穏花は知りました。
側近たちと一緒に屋敷へ帰ると、智鶴が体の調子を悪くして寝込んでいると聞かされます。
穏花は智鶴の看病をしながら、自分が智鶴に抱いている気持ちは一体何なのか、そして英花が何を狙っているのかを考えていました。
そんな時、智鶴は夢の中で穏花に会えたのに、突然「お別れです」と言われてしまう怖い夢を見ます。
智鶴は汗びっしょりになって目を覚まし、すぐに穏花のところへ急いで向かい「どこにもいかないでほしい」と必死にお願いしたのでした。
穏花の方は落ち着いていて、智鶴に「部屋に戻りましょう」と優しく声をかけます。
一方、別の場所では智鶴の結婚相手の候補になっている女性が、英花に「協力させてください」と申し出ていました



必死になって穏花を引き留めようとする智鶴と、冷静に智鶴をなだめる穏花の様子がとても対照的で、二人がラブラブな様子を見せている裏では、何やら怪しい動きも始まっているようです。
暴夜ネタバレ46話〜49話
智鶴の体調が悪くなってから、穏花は前よりもずっと彼の近くにいるようになりました。
智鶴は穏花がどこかへ行ってしまうのではないかと不安で仕方がなく、見えない恐怖に一人で立ち向かっている状態でした。
ある日、いつものように2人で狩りに出かけた時のことです。
智鶴は穏花に、毒薬を持っていた隠花をなぜ遠ざけなかったのかという理由を打ち明けました。
それは、穏花への信頼があったからこそ、彼女を自分の側に置くことにしたのだと語ったのです。
この真実を聞いた穏花の心は、喜びで満たされていきました。
2人の間には温かい空気が流れ、そのまま屋外で愛を確かめ合うことになります。
しかしその頃、側近の尚雲は2人の近くに隠れていた怪しい男を発見し、素早く始末していたのでした。
後になって、その男が毒薬を所持していたことが判明します。
一方で穏やかな日常もありました。
穏花は虎林や他の使用人たちと楽しいひと時を過ごしていて、筆を使って腕に名前を書いて遊んでいると、そこへ智鶴が現れます。
智鶴に対して恐れを抱いている虎林たちは、慌てて別の場所へ移っていきました。
2人だけになった時、穏花は智鶴の腕にも名前を書くことにしました。
そこで2人は互いの名前にまつわる話を聞かせ合い、のんびりとした時間を共有します。
穏花は特に、自分に名前をつけてくれた父親との大切な記憶について語りました。
その後、穏花は智鶴と一緒に自分の部屋でお酒を飲むことになりました。
そこで穏花は智鶴に、なぜ宴会に参加しないのかと尋ねてみます。
すると智鶴は嬉しそうな顔を見せながら、「行ってほしくないなら行かせないようにしてみろ」と挑戦的な言葉を投げかけたのです。
そして2人は親密な時間を過ごしました。
暴夜ネタバレ50話〜55話
智鶴と穏花の親密な時間は続いていく。
智鶴に快楽を与えた穏花だったが、2人で絶頂に達した後も智鶴の欲求は止まらない。休憩を挟んですぐに二回戦がスタートし、再び2人は激しく愛し合った。
その頃、英花は詩勲と情熱的な夜を共にしていた。
行為を終えるとすぐに部屋を出ようとする英花だったが、詩勲から「命に関わる危険がある」と引き留められてしまう。
時は流れ、穏花は智鶴の誕生日プレゼントを手渡していた。智鶴が思っていた以上に喜んでくれたおかげで、穏花の心も温かい気持ちで満たされる。
そして2人は、今度一緒に英花のところへ会いに行く約束を交わした。
こんな穏やかな毎日を送っていたが、実はその数日前、智鶴は誰かを激しく拷問にかけていた。
事件の黒幕が誰なのかまでは突き止められなかったものの、叔父である院君に疑いの目を向け始めていく。
酒宴に出席した智鶴だったが、心の中は黒幕探しのことでいっぱいだった。
側近から院君に相談してはどうかと勧められるも、かえって迷いが深くなってしまう。
次の日の朝、穏花はいつものように智鶴に髪を結ってもらっていた。
静かで穏やかなひと時を過ごしているうちに、穏花は智鶴の体が恋しくなってくる。
いつもと違って穏花の方から智鶴を誘った。
その様子に心を動かされた智鶴は穏花を倒し込み、朝っぱらから2人は熱く結ばれることになる。
同じ頃、英花は詩勲と共に穏花の安否確認にやって来ていた。
穏花が変わらず元気でいることを知って安心した英花は、彼女を守り抜くために咲玄の計画に協力することを心に決める。
それから何日か経った後、智鶴は詩勲との重要な話し合いの場にいた。
ただならぬ空気が会場を包む中、智鶴が詩勲に対してプレッシャーをかけ始めていく。



次から次へと怪しげな人物が現れてくる展開に、身内である叔父まで敵側に回る可能性も。
穏花の智鶴への愛情がどんどん強くなり、自分から積極的になる姿が愛らしい!
暴夜ネタバレ56話〜60話
智鶴の恐ろしいオーラを感じた詩勲は、恐怖に駆られて屋敷から急いで逃げ出そうとした。
その途中で穏花と遭遇し、「一緒に逃げよう」と必死に訴えかける。
しかし穏花は詩勲を冷静になるよう諭していく。
そこに禍々しい雰囲気を纏ったまま智鶴が現れると、穏花は詩勲を逃がしてほしいと智鶴にお願いした。
同じ頃、英花は何者かに狙われる危険な状況に陥っていたが、間一髪のところで尚雲に救われる。
尚雲は英花を一晩泊めてくれることになり、英花は彼の温かい心遣いに深く感謝していた。
そんな時、カリからの連絡を受けた穏花がやってきて、英花との久しぶりの再会を喜び合う。
その後、智鶴が提案してくれた3日間の自由時間を得た穏花。
英花と姉妹だけの貴重な時間を満喫していたが、ふと生理が来ていないことに気づいて戸惑いを感じるのだった。



もしかすると穏花は妊娠しているのかもしれない。
喜ばしいことかもしれないが、現在の複雑な状況を考えると様々な問題が生じそうで心配になってしまう。
『暴夜』ネタバレ最終回結末!小説のラストはどうなる?
めちゃコミで配信している『暴夜』の漫画は完結していませんので、完結している原作小説を元に最終回結末をネタバレしていきたいと思います。
穏花は英花と智鶴の元から逃げる
盲目であった智鶴に気に入られ、彼の目となり語り部として雇われ振り回されて過ごしていく中で、彼の怖さの中に優しさや穏花を思う気持ちを感じと取れるようになり、次第に惹かれあっていく2人なんですが…。
事態がこじれ、姉である英花が側室に入らなければならない危機に陥いることになっていきました。
英花は、この危機を避けるために妹に手紙を送り、一緒に逃げることを提案。
そのことを知った彼は、離れようとする彼女に対する執着と所有欲がますます強くなっていきます。
そんな中、彼は逆謀を図ろうとする叔父を阻止し、自分の代わりに皇太子となった弟を守るため、しばらく家を離れることに。
彼女に逃げられるのではないかと思い彼女を家に閉じ込めてしまいます。
家臣が智鶴と穏花を引き離す
最初は語り部だけの存在でしたが、彼と共に過ごしていく中で愛が芽生えた二人です。
彼を正統な後継者に戻したいと考える家臣の中で、身分の低い彼女の存在を認めない者が出てきます。
家臣らは、智鶴に皇太子になる存在と考えているため、妻となる者には身分の高い高貴な相手が相応しいと思い、彼らの策略によって2人は引き離されて家から追い出されてしまいます。
身の危険に犯されていた彼女でしたが何とか逃れ、姉と再会をしました。
その後姉妹は海辺の小さな村へ逃げて行きました。
智鶴と穏花は結婚し娘が産まれる
再会し小さな村で過ごしていた二人姉妹ですが、ある日自分が妊娠していることに気づきます。
そしてお腹の子供を守るため、姉と共に静かに暮らすことを決意。
一方、家臣たちは彼に対して、穏花が亡くなったと偽り、彼を再び皇太子に復権させることを夢見るようになります。
しかし、家臣たちの話に矛盾を感じ、怒りを覚え、彼女を探しに出でることに。
なかなか見つからない中で、彼の心は次第に壊れていきます。
それでも彼は彼女の面影を追い続け、ついに彼女の足跡を辿って見つけ出します。
一人つわりで苦しい毎日を送っていましたが、苦しい中でも彼との過ごした時間を懐かしく思っていました。
そして二人は再会を果たし、お互いの気持ちを確かめ合い、結婚を約束します。
叔父が自分を利用して逆謀を企てようとする中でも王室を守り続け、ついに2人は結婚します。
そして、その後娘が生まれ、幸せな結末を迎えました。
『暴夜』を読んだ感想
『暴夜』を読み終えて、まず感じるのはその圧倒的な画力の美しさです。
特に男性キャラクターの描写は秀逸で、智鶴の色気と美しさは読者を魅了して止みません。
フルカラーで描かれた韓国時代劇の世界観も、非常に魅力的に表現されています。
物語の構成についても高く評価できます。
序盤の智鶴は確かに冷酷で残忍な印象を与えますが、物語が進むにつれて彼の行動の真意が明かされ、実は深い愛情に基づいたものだったことが分かります。
この構成は読者に驚きと感動を与える効果的な手法でした。
穏花というヒロインも魅力的です。
貧しい身分でありながら健気で純粋な心を持つ彼女の姿は、多くの読者の共感を呼ぶでしょう。
智鶴との身分差を乗り越える強さも印象的でした。
ただし、この作品は好みが分かれる内容でもあります。
暴力的な描写や濃厚な恋愛シーンが多く含まれているため、そうした内容が苦手な読者には向かない可能性があります。
また、韓国時代劇特有の用語や設定が頻繁に登場するため、慣れない読者には読みにくい部分もあるかもしれません。
しかし、これらの要素を受け入れることができれば、『暴夜』は非常に魅力的な作品です。
愛と狂気をテーマにした濃密な物語は、読者を物語の世界に深く引き込む力を持っています。
智鶴と穏花の愛の成就を見届けることで、大きな満足感を得ることができるでしょう。
まとめ
「暴夜ネタバレ最終回結末!原作の韓国小説のラストはどうなる?」というタイトルで、物語についてまとめてきました。
『暴夜』では、穏花の賢明さと智鶴との深まる絆が見どころとなり、物語は緊張感と愛情が入り混じる展開を見せていきます。
智鶴が叔父の逆謀を阻止し、王室を守りながら穏花との幸せを手に入れるシーンは特に印象的でした。
韓国小説の最終回では智鶴が穏花を再び見つけ出し、二人が愛し合い結婚を誓う感動的な最後を迎えます。
つわりに苦しむ穏花を思いやりながら、二人が再会して新たな人生を切り開いていく姿が描かれ、ラストには彼らの娘が生まれ、幸せな生活が始まるという美しいエンディングが描かれました。
漫画はフルカラーで非常に読みやすいですので、まだの方はぜひチェックしてみてください。
以上『暴夜ネタバレ最終回結末!原作の韓国小説のラストはどうなる?』でした!