LINEマンガ「よくある令嬢転生だと思ったのに」にハマってしまった方は非常に多いのではないでしょうか。
実は、「よくある令嬢転生だと思ったのに」の原作は韓国の小説が最終回まで出ているんです。
ならば、結末やネタバレが気になっちゃいますよね!
自分の運命に抗おうと奮闘する百合子は今後どうなっていくのでしょうか?

原作の韓国小説では、本作がどんな結末を迎えたのか最終回を覗いてみましょう!
【よくある令嬢転生だと思ったのに】原作の韓国小説は完結してる?
「よくある令嬢転生だと思ったのに」は韓国の小説が原作となっています。
原作小説はNAVER SERIESというサイトで読むことができますが全て韓国語なので厄介かもしれません。
原作の小説は既に完結しています。
韓国が原作になっているので日本で有名な「小説家になろう」では読めないようです。
これからもコミカライズ版を楽しんでいきましょう!
【よくある令嬢転生だと思ったのに】全話あらすじネタバレ
まずはLINEマンガで連載中の漫画版「「よくある令嬢転生だと思ったのに」のストーリーについて、1話から順番にネタバレしていきます。
よくある令嬢転生だと思ったのに1話~10話ネタバレ
日本で事故に遭い、死んでしまった百合子は、異世界で目が覚めます。
そこは、彼女の読んでいた小説「執着はお断り」の世界でした。
彼女は、その悪役令嬢、エディット・スピネルになっていたのです。
小説通りに事が進んでしまうと、彼女は破滅。
日本でも苦労の絶えなかった百合子は、エディットの運命を変えるため立ち上がります。
ただ、悪役令嬢のエディットには、小説にも描かれていない真実がありました。
エディットは甘やかされた令嬢ではなく、実は実家の伯爵家で虐待され、冷遇されていたのです。
彼女は物語通り、キリアンと政略結婚をしますが、彼は彼女に心を開く事なく、孤独な結婚生活。
なぜなら、この小説の世界のヒロインはリゼ・シンクレアで、彼はリゼを愛していたからです。
本来、彼女はリゼに対立する悪役令嬢ですが、決してリゼと対立する事なく、婚家であるルドヴィック公爵家で奮闘します。
よくある令嬢転生だと思ったのに11話~20話ネタバレ
その甲斐あって、メイドのアンナや侯爵夫人、侯爵家の家臣リナンから信頼を受け、また様々な苦難にも彼女の知性で打ち勝つのでした。
また、キリアンの態度も少しづつですが、変わってきます。
エディットが倒れたと聞き、慌てるキリアン。
最愛のリゼにも見向きもしないほどに、彼女を心配していました。
意識のないエディットは、夢の中で、裏パネル、エディットの裏設定を見ます。
目覚めた彼女は、どんなに努力しても運命には抗えないと絶望。
彼女は物語の通りにキリアンの寝室を訪れ、彼の額にキス。
すると予想外な事に、彼は優しく彼女を受け入れ、二人は結ばれたのでした。
すると、彼女の夢の中にまた、パネルが現れ、そこには、「第一条件クリア」と表示されていました。
よくある令嬢転生だと思ったのに21話〜30話ネタバレ
第一の条件とは、原作でエディットが失敗する方法をあえて選択することでした。
その結果、「原作者の権限」が制限されたと告げられたのです。
彼女は、条件をクリアする事で運命を変えられる事に気が付き、再び立ち上がるのでした。
作者の権限によって制約される中、小説通り窮地に立たされる事が何度も起こりますが、その度に彼女は、冷静な判断と知性で解決していきます。
更にはリナンやアンナ、そしてキリアンの信頼を勝ち取っていくのです。
そんな中、原作者による第二の条件が設定。
さらに、実家からエディットの監視役としてメイドのソフィアが送られてきます。
ソフィアは人目を忍んで、エディットに食事を与えないなどの虐待。
さらに、エディットを毒殺未遂をリゼに押し付けようとします。
よくある令嬢転生だと思ったのに31話〜40話ネタバレ
キリアンは事件の真相究明に乗り出し、さらにソフィアがエディットを虐待していることに気が付き、ソフィアを伯爵家に追い返しました。
彼は、これまでのエディットに対する失言を反省し、彼女に歩み寄ろうとします。
しかし、彼女はこれまでの彼の失言に対し不信を持ち、彼の誘いを断り続けました。
なんと、その結果、第二の条件がクリア。
第二の条件は、キリアンの誘いを10回断る事だったのです。
こうして二つ目もクリアし、エディットとキリアンの仲は進展。
その一方で、リゼはキリアンの寵愛を失いつつありました。
そんな中、クリフから彼はリゼを、エディットはキリアンをお互いの利益は一致していると協力を求められますが、彼女は断ります。
何故なら、クリフはリゼを手に入れたいと言いながら、彼女とキリアンを二人きりにしたりと、エディットは違和感を感じたからでした。
よくある令嬢転生だと思ったのに41話〜50話ネタバレ
第二の条件をクリアした事で、キリアンの様子が劇的に変化。
彼は、カトレーヌにエディットに乗馬を教えてほしいと頼んだり、リゼと一緒に買い物に行ってもエディットの事ばかり考えるのでした。
ある日、キリアンとエディットは湖にヨットに乗るために出かけます。
初めは二人で楽しい時間を過ごしますが、そこへ事件が。
ヨットが何かに引っかかり、エディットが湖に転落。
キリアンが助けて助かりますが、彼女は湖に沈んでいく最中、「エディットが悪女として死亡した場合、物語は元の軌道に戻る」とパネルに表示されているのを見ます。
この事件は原作者が意図的に介入、エディットを排除しようと動いたものでした。
よくある令嬢転生だと思ったのに51話〜60話ネタバレ
公爵家の女主人の証である、「ローレヌの光」を公爵夫人がリゼに譲ったことにキリアンは激怒。
公爵夫人もなぜ、エディットの立場を考えなかったのか反省するシーンもありました。
エディットはカトレーヌからに信頼も得て、リゼはその事にも嫉妬。
エディットが外出中に襲われるという事件もあり、キリアンはリゼに不信を持つようになります。
これまでこの世界では、リゼが主役で人々の羨望を一身に浴びていましたが、今ではすっかりリゼの方がエディットの引き立て役となりつつありました。
そんな中、シンクレア家のダミアンとレイラがやって来て・・・
よくある令嬢転生だと思ったのに61話〜70話ネタバレ
レイラは鉄鉱石の流通権をシンクレア家がリゲルホフ家より手入れたため、キリアンの妻は自分がなると宣言。
しかし、エディットは毅然として動じませんでしたが、内心は穏やかではありませんでした。
公爵は、キリアンにエディットと別れ、レイラと結婚するように、そうすれば公爵家の後継にしてもいいと言います。
けれど、今のキリアンにとって後継など興味はなく、エディットの方が大切でした。
リゼはキリアンに自分が不貞の子でなければもっと大切にされたのにと接近。
キリアンは頭の中でリゼを称賛し、エディットを貶める声が聞こえてきて不信に思い、リゼを拒絶。
そんな中、リゲルボフ家は領地戦争を宣戦し、戦地に赴くキリアンとエディットは離れ離れに。
この戦争は単なる領地戦ではなく、レンストン大公と皇帝との継承争いでもありました。
小説通りことが進めば、エディットはこの戦争から戻ってきたキリアンに殺されます。
よくある令嬢転生だと思ったのに71話〜80話ネタバレ
エディットはキリアンと離れた後も懸命に公爵夫人と協力し、家を守りますが、リゼの陰謀で、馬車を襲わせ公爵夫人とリゼを襲った首謀者にされてしまいました。
リゼこそが、原作者で、リゼはこの話の主人公でどんなに抗っても彼女の思い通りになるとエディットは絶望。
エディットは運命から逃れるように、キリアンからも公爵家からも離れる事を決意。
キリアンもまたエディットを必死で探すのでした。
戦争は公爵家の勝利で、リゲルホフ家の人々は処刑に。
エディットは殺されるのを覚悟の上で、キリアンに会うためにわざと捕縛。
処刑場で再開したキリアンはとても、エディットを助けてくれる雰囲気ではありませんでした。
よくある令嬢転生だと思ったのに81話〜90話ネタバレ
エディットは覚悟を決め、処刑台に上りますが、処刑を止めたのは、義父であるルドヴィック公爵でした。
公爵は夫人から、ことのあらましを聞いていて、エディットが無実であること、首謀者がリゼとクリフであることを知っていたのです。
無実が証明され、エディットは釈放。
キリアンはエディットを抱きしめ、リゼは呆然と佇むのでした。
実はリゼ(原作者)も小説の世界に取り込まれていたのです。
原作者は高校生の時にWEB小説にハマり、自分でも書けるのではないかと考え書いたのが、「執着はお断り」でした。
処女作の「執着はお断り」は大ヒットしたものの、あとは続かず、小説の中のリゼを羨んでいるうちに、小説の世界のリゼになっていたんです。
原作者自身も転生者で、リゼとしてクリフと結婚すると1年前に戻るという気の狂いそうな設定のもとにいたんです。
エディットが転生者だと知ると、協力して小説の中から抜け出そうと提案しますが、最初のエディットはなぜこのような理不尽な設定なのか責められ、決裂。
思わず原作者のリゼは怒って、エディットに邪魔されない様に絶対的な例外条件を設定。
それがエディットに課された、3つの条件でしたが、その条件が破られ、窮地に立たされたリゼ。
今度はエディットの部屋でリゼ自身がエディットに襲いかかりますが、キリアン達が救助し、リゼはそのまま牢屋に閉じ込められました。
原作者の力が完全に失われたので、ようやくエディットとキリアンが結ばれることができました。
13番目のエディットである百合子は、おおもとのエディットと歴代のエディットたちが原作者と対峙することになりました。
一方でクリフは原作者の力がなくなっても引き続きリゼへの思いを断ち切れずにいます。
いざ、クリフが地下牢に入っているリゼに会いに行くと、そこには今までのリゼ(原作者)ではなく、本来のリゼがいたのです。
表情や空気感の変化を感じ取ったクリフ。
おおもとのエディットは、何人ものエディットを使って自分がなぜいつも嫌な役回りだったのかを原作者に尋ねました。
原作者としては、リゼを立たせるために嫌われ役を必要としていたからだと答えるしかなかったんですが、本来のエディットはそれは違うと考えたようです。
リゼが修道院に送り込まれたおかげで原作の力はすっかりなくなりました。
そのリゼが本物のリゼなのかはっきりとしたことが分からないと、エディットも恐怖です。
とはいえ、なんの心配もなくキリアンに愛されてるエディットが最高です!
公爵も侯爵夫人も憑き物が取れたかのように優しくなりました。
原作によってどれほど操られていたかが良くわかります。
よくある令嬢転生だと思ったのに91話〜100話ネタバレ
相変わらずダミアンやレイラはエディットやキリアンたちに恨みを抱いていて、なんとか排除できないかと画策しています。
キリアンはふと、エディットとの心の距離を感じました。
その理由が分からないのが彼らしいところ。
それをうまいこと教えてくれたのがリナンでした。
リナンはエディットを愛する気持ちを素直に言葉で伝えたのかと聞いてきたんです。
どうして言わなくても伝わると思っているのかとリナンからお叱りを受けました。
そしてなんと驚くことにキリアンは「愛している」とエディットに言ったんです。
その言葉を聞いた彼女は思わず驚いてしまいました。
書類上の関係と思っていましたが、そこに愛があるなんて思っていもいなかったんです。
レイラが単独でエディットをはめようとしたことで墓穴を掘ってしまいました。
レイラはエディットがキリアンを裏切ってハメドの王族と逢引していると言おうとしたんです。
しかし、キリアンのおかげでレイラは逮捕されることになりました。
エディットの心配の種がひとつなくなるのでした。
叙勲式を終えて馬車で帰る道中、ユディットの胸にはレイラへの心配が重くのしかかっていました。
重大な罪には問われないとはいえ、何らかの処罰は避けられない状況です。
自分がこの世界に介入したせいで、本来起こらないはずの悪い出来事を引き起こしてしまったのではないかと、エディットは不安を口にします。
するとキリアンは優しく彼女を諭してくれました。
エディットは確かにみんなに選択の自由を与えてくれたけれど、その後に何が起きたかは、それぞれが選んだ道の結果なのだから、自分を責める必要はないと伝えてくれます。
そんな中、リナンから衝撃的な知らせが。
クリフの姿が見えなくなったというのです。
エディットはすぐにピンときて、おそらくクリフはリゼを探しに出かけたのではないかと推測しました。
その後、キリアンは公爵に呼び出されることになります。
父は彼に、家の後継者になるようにと告げますが、キリアンの心は晴れませんでした。
後継者の座は最初からクリフのものと決まっており、二人は共に後継者としての教育を受けてきました。
それでもクリフとの間にある差は、どれだけ努力しても縮まることはなかったのです。
自分には才能がないのだと、何度も絶望を味わってきました。
それでも、積み重ねてきた努力の日々は消えません。
もしかしたら心の奥底では、こんな日が来ることを待っていたのかもしれない。
そう思う一方で、キリアンは父に反発する気持ちも抑えられませんでした。
エディットから聞かされた、この世界の仕組みについての話をキリアンは理解していました。
これまで周りの人々が見せていた差別的な態度は、原作者の力が働いていたからで、本当に傷つく必要はなかったのだとエディットは説明してくれました。
もし原作者の力がなかったら、自分も兄と同じように家族に愛されていたのだろうか。
そんな疑念を完全には拭えずにいたキリアンでした。
しかし父の本心を知った今、すべては家族を守るためだったのなら、意外にも自分と父は似た者同士なのかもしれないと感じます。
一方、私生児として虐げられてきたリゼの運命も動き出します。
ルドウィック公爵夫妻の目に留まり、公爵家で暮らすことになったのです。
家族全員の愛情に包まれて幸せな日々を送っていたある時、エディットがキリアンと結婚することが決まりました。
結婚式当日、キリアンから白いドレスを着て欲しいと頼まれ、リゼは素直に従います。
ところがそれがエディットを深く傷つける結果となってしまったのです。
それ以降、リゼがどんなに関係を修復しようと試みても、エディットとの距離は縮まりませんでした。
不思議なことに公爵家の人々はエディットをないがしろにし続けています。
何かがおかしい、とリゼは感じていました。
エディットが自分と同じ境遇で育った人だと知ってから、リゼはずっと会いたいと願っていたのです。
いつか必ず分かり合える、お互いの傷を癒やしながら本当の友人になれる。
そう信じてエディットに語りかけました。
けれどもエディットの答えは冷たいものでした。
自分は人を愛する方法も、愛される方法も知らない。
今更どうしようもないと突き放したのです。
家族がエディットを追い詰めていく状況を見て、リゼは必死に神へ祈りを捧げました。
自分がどうなってもいいから、どうかエディットを助けてください、と。
すると目の前に不思議なパネルが現れ、「特定の展開は世界の解放以降になる」という文字が浮かび上がって……。
よくある令嬢転生だと思ったのに外伝あらすじネタバレ
物語はこの後、外伝へと進んでいきます。
ここでは外伝のあらすじやネタバレに触れていきます。
果たして物語はどのような広がりを見せていくのでしょうか。
よくある令嬢転生だと思ったのに外伝1話〜5話ネタバレ
エディットは、公爵となったキリアンと共に、ルドウィック家を懸命に支える日々を送っていました。
前公爵夫妻が首都を離れてから半年が過ぎましたが、彼女はまだ公爵夫人という立場に戸惑いを感じているようです。
二人の間には、エルディンとリリアという可愛らしい子供たちが誕生し、家族としての幸せを噛みしめていました。
修道院にいるリゼとは今も手紙で交流を続けており、子供たちもリゼからの便りを心待ちにしているほどです。
ある日、両親からの提案と、リナンやアンナの励ましを受けて、エディットとキリアンは久しぶりに二人きりで街へ出かけることにしました。
公爵家を継いでからというもの、忙しさに追われる毎日だった二人。
しかし、デートの仕方さえ思い出せないほどだとしたら、やはりお母様の言う通り、どこかで道を間違えていたのかもしれません。
エディットはそんなふうに感じていました。
訪れたのは、思い出のタルサス通りです。
ここは、キリアンと初めて恋人らしい時間を過ごした大切な場所でした。
二人は懐かしさを感じながら、街歩きを楽しもうとしていました。
一方その頃、屋敷では前公爵のアクセルが孫たちの世話に奮闘中。
すっかり疲れ果てた彼のもとへリナンが現れ、バトンタッチすることになります。
エルディンとリリアは、リナンとアンナがどのように結ばれたのか、その話を聞きたいとせがみました。
二人は長年公爵家で暮らしてきましたが、実は接点がほとんどありません。
アンナは公爵家で最も信頼される使用人として、エディットの監視役という重要な任務を任されていたのです。
この判断は結果的に正しいものでしたが、リナンにはある疑問がありました。
もし公爵家とエディットが対立する事態になったら、アンナはどちらの味方になるのだろうか、と。
リナンは幼い頃から、クリフとキリアンの家臣となるべく生きてきた人物でした。
彼の中では、それぞれに役割があり、決断する者、実行する者、細かな業務を分担する者たちがいる。
各自が与えられた役割を果たして初めて、システムは機能するという考え方が根付いていました。
この合理的な仕組みこそが正しいと信じていたリナンは、たとえキリアンの信頼を失い、エディットを苦しめることになっても、中立的で事務的に自分の役割をこなすべきだと思っていたのです。
余計な感情は捨て去り、状況に順応する。
考える必要も、感じる必要もない――そう信じていたリナンでしたが、エディットを心配するアンナの姿を見て、その確固たる信念が揺らぎ始めました。
リナンはアンナに、これから話すことは公爵家の仕事とは関係ない個人的な話だと前置きしました。
不快に感じたらいつでも席を立って構わない、そしてどんな結論になってもアンナに不利益は生じないと約束したのです。
自分はこれまで、公爵夫妻の手足となって無条件に命令に従ってきた。
だからこそ、あの事件の際、エディットが危険な状況にあると気づきながらも、クリフの指示に従うのが当たり前だと考えていたのだと打ち明けます。
けれども、クリフに直接意見するアンナの勇敢な行動を目の当たりにして、自分の考え方が間違っていたと気づかされたのでした。
リナンは公爵夫人がキリアンを次期当主に推していることをアンナに伝え、その流れで、真剣に交際したいという気持ちを伝えたのです。
よくある令嬢転生だと思ったのに外伝6話〜10話ネタバレ
爵位を得たことを知ったアンナは、リナンのもとを訪れました。
リナンならその事実を知っているはずだと考えたからです。
アンナは勇気を出してあのときの想いは今も同じか尋ねてみます。
リナンの答えは迷いのないもので、彼の気持ちは少しも揺らいでいませんでした。
アンナも自分の想いを素直に伝え、二人は心を通わせます。
やがて二人は結ばれ、授かり婚という形で可愛い娘を授かりました。
リナンが子供たちにそんな馴れ初めを語っているとき、キリアンとエディットがデートから帰ってきました。
ヒダヤット王子の本当の身分が明らかになってから、もう5年の月日が流れようとしています。
彼は故郷に戻ってから一度も訪ねてきていません。
しかもハメド王国では、いとこ同士の結婚も普通に受け入れられているという文化があります。
もしかすると、ヒダヤットは新しい恋を見つけたのかもしれない――そんな可能性も浮かび上がってきます。
エディットとキリアンは緊急の対策会議を開き、リナンを呼び出し、彼の意見を聞いてみることにしました。
カトリーヌの恋を応援したいと考えたエディットたちは、家族全員でハメド王国への旅行を計画することになります。
現地でエディットとキリアンは、ヒダヤット王子がナディア王女と話している場面に遭遇しました。
リナンからはヒダヤットとカトリーヌの間にコミュニケーションが取れていないことが最大の問題であると指摘されていました。
だからこそ、直接本人に確認するしかないと判断し、二人はヒダヤットに会いに行ったのです。
ナディア王女は本当に魅力的な女性でした。
ヒダヤットと並んで立つ姿は、誰が見てもお似合いのカップルに見えます。
カトリーヌにどう伝えればいいのだろう……そんな重い気持ちで戻ってくると、アンナが怪しい動きをしている侍女を問い詰めている最中でした。
カトリーヌが本当に求めていたのは、ありのままの自分を受け止めてくれる存在でした。
幼くして両親を失い、家族だと信じていた叔父は裏切り者となって敵に回りました。
兄は厳しい世界で生きており、自分が入り込める場所はありません。
そして初恋の相手であるヒダヤットは、美しい少女と親しくしている。
ずっと孤独と戦ってきたカトリーヌだからこそ、ヒダヤットへの想いを諦めることができなかったのです。
侍女に変装してまで危険を冒したのは、どうしてもヒダヤットに会いたかったから。
それほどまでに彼への想いは深かったのでした。
リリアを伴ってナディア王女が現れました。
少し話したいと彼女は優しく声をかけます。
ナディア王女は現在のハメド王国の状況を打ち明けてきました。
後継者争いが激しさを増していること、そしてヒダヤットと取引をしたことも教えてくれたのです。
果たしてナディア王女の提案と提案してきたのですが、この取引の真意とは……。
よくある令嬢転生だと思ったのに外伝11話ネタバレ
アンナはエルディンとセラに「部屋から出ないで待っていて」としっかり伝えた後、行方不明になったリリアを捜しに出かけました。
ところが、エルディンは自分のせいでリリアがいなくなってしまったと強く責任を感じていたのです。
セラが必死に「待って!」と止めようとしましたが、エルディンは聞く耳を持たず、部屋を飛び出していってしまいました。
廊下を調べてみると、エルディンが着ていた服だけが残されています。
さらに床をよく見ると、奴隷商団を示すマークが描かれているのが分かりました。
この奴隷商団は、これまでずっと平民だけを狙って誘拐していたようです。
なのになぜ、警備の厳しい王宮の中にまで入り込んできたのか……謎が深まります。
ナディア王女が事態を分析したところ、衝撃的な真実が浮かび上がってきました。
実はこの奴隷商団の裏には、王族の誰かが関わっているというのです。
王族の血を引くエルディンを誘拐すれば、他国との戦争を始める絶好の口実が手に入ります。
すべては裏で糸を引いている王族の画策だったようで……?
【よくある令嬢転生だと思ったのに】原作の韓国小説の最終回結末ネタバレ
ここでは「よくある令嬢転生だと思ったのに」のストーリーで読者が気になる謎、そして原作小説の最終回結末についてネタバレしていきます。
エディットの運命を変える三つの例外条件
第1の条件 原作「執着はお断り」の誤った方法を選択すること
物語の進行に逆らう選択をすることを意味します。
エディットは、これまでのループで試みなかった選択を意図的に選び、その結果、物語の流れに新たな変化をもたらします。
第2の条件 キリアンへの対応を変える
物語の重要なキャラクターであるキリアンとの関係性を変えるための試みです。
キリアンの誘いを拒否することで、物語の進行が異なる方向に展開し、エディットに新たな可能性が生まれます。
第3の条件 死の運命に従うこと
最も厳しい試練であり、エディットが避けられない運命に立ち向かうことを意味します。
しかし、この運命に直面することで、物語に新しい展開が生じ、エディットはさらに運命を変える力を得ることができるのです。
これらの条件をクリアすることで、物語の強制力が弱まり、エディットは自分の運命を少しずつ変えることができるようになります。



夫のキリアンが急に優しくなったのはそのせいです。
2つ目の条件をクリアした時には、メインの人たちも変化が表れました。
このように、条件をクリアしていくと本来の物語の強制力がだんだんと弱くなっていって、彼女が自分で考えたように行動できるようになっていったわけです。
このような設定に気づいたエディットの聡明さは、物語の重要な要素となっています。
また、幼い頃に臓器移植を受けた経験が、エディットの運命に対する強い意志に影響を与えているのかもしれません。
エディットの体に傷・痣がある理由
キリアンはエディットに厳しい言葉を投げかけつつ、彼女の服の下に広がったあざに気づきます。
そのまま寝てしまったエディットに優しく薬を塗り、翌朝にはすぐに問題を解決します。
侍女ソフィアこそがリゲルホフ家から送り込まれた真の犯人!
彼女は以前からエディットにひどいことを繰り返し、リゲルホフの命令で見張りとして配置されていたのです。
キリアンは、なぜ公爵家がこのような状況を見過ごしていたのか疑問に思い、エディットが噂とは全く違う人物であることに気づきます。
危機的な状況でも冷静さを保ち、無礼にも動じず、常に論理的な思考で活路を見出している彼女を前に、自分たちの方こそおかしいのではないかと考え始めます。
いつからこんなにテキトーな判断をしてエディットを疑うようになってしまったのか…。
そんな時、頭の中にピンクの字で「悪いのはエディット。いつだって悪いのはエディットだ」という声が響きます。



これは原作者の声で、原作の強制力が弱まってきていています。
ヨット事故の犯人は誰?
ある日、エディットとキリアンは湖でヨットを楽しんでいましたが、突然ヨットが激しく揺れ、エディットが湖に落ちてしまいます。
キリアンが必死に救出したため、命に別状はありませんでしたが、彼は犯人を見つけようと懸命に捜査を続けます。
しかし、なかなか手がかりがつかめません。
そんな中、キリアンはまだ捜査されていないのがリゼとクリフであることに気づき、胸にズキンと痛みが走ります。
実は、このヨット事件の犯人は「原作者」だったのです。
エディットはすべてを理解していました。
なぜなら、この出来事は原作には存在しないもので、意識が遠のく中で彼女は、
「原作者の過度な介入により原作の一部の流れが損なわれました」
「原作者の支配力が弱まっています」という表示を目にしたからです。
原作者が原作にはないエピソードを追加したことを察したのです。
ただし、エディットにはどの人物が使われ、どのように操作されたのかまでは分かりませんでした。
その後、エディットの誘拐事件も発生します。
逮捕された犯人は、エディットに対して好意と恨みの両方を抱いていたフレッド・シシリーでしたが、彼は移送中の馬車で自殺してしまいます。
この事件でも、リゼとクリフが関わっているのではないかと疑われましたが、フレッドがどうしてエディットの居場所を知り得たのか、黒幕の正体は不明のまま捜査は打ち切られてしまいました。



犯人はどちらも原作者でした。作者はなぜここまでするのでしょうか?
リゼの正体・本性は悪女
『よくある令嬢転生だと思ったのに』の世界「執着はお断り」という小説の中ではリゼが主人公で、原作者の魂を宿している彼女が思うように物語を進められていたのです。
彼女の正体は小説を書いた張本人なわけですから彼女に有利に物語が進んで当然ですよね。
かわいくて、多くの人愛されて、きらきらした存在だった理由はそこにあったんです!
しかも彼女は物語が終わったら、また始めからその物語を楽しむという事を繰り返していました。



人として悪い趣味ですよね(笑)
12回までは彼女はヒロインとして自分の思う通りの物語を楽しむことができましたが、13回目の物語のエディットは百合子が憑依していたため、思うようにならなかったという事ですね。
百合子が自分の運命に抗おうとしていく事は想定外で、謎の異空間でモニターを見ている人(亡くなった原作者)も動揺していました。
彼女の戸惑いと同時にエディットに対して嫌な感じがあったというのはこういうわけだったんです!
エディットはリゼの引き立て役だった
百合子は「13番目のエディット」と言われていました。
それは「執着はお断り」の世界が繰り返されていて、今回が13回目だったというわけです。
いわば、彼女はヒロインのリゼを引き立てるための悪役だったのです。
かつての12人のエディットたちは、条件に気づく事なく物語の運命である「死亡する」という最後から逃れる事はできませんでした。
栄養失調や水没など悲惨な最後を迎えました。
リゼがヒロインで、エディットは悪い役だから当然の話の流れとしては当然なのかもしれません。
けれども、13番目のエディットに転生した百合子は、その設定に臆する事なく運命を変える事ができたんです。
百合子のキャラと小説でのエディットのキャラのギャップがありすぎて、これまでの変化に戸惑った作者(リゼ)だったのでしょう。
自分の運命をあきらめない百合子の姿勢を見習っていきたいですね!
リゼはクリフと結婚するが破綻する
とうとう最後の段階で、リゼの悪行はすべての人に知られるところとなりました。
それでも、彼女はもともとの「執着はお断り」の通り、クリフと結婚する事になりました。
クリフはその物語の主人公の旦那となる人物だから、その強制力はとても強く、物語から抜け出す事ができなかったのです。



しかもリゼは結婚したのを堺にさらにやりたい放題を始めます。
流石にこれ以上耐えることができなくなったクリフは、彼女のもとを離れていきます。
自分の描いた物語とは全然違う展開に焦った彼女は、ここからはどん底に落ちていく事になりました。
それからというもの彼女の企みはことごとく失敗します。
最終的にリゼは夫クリフとも正式に別れ、修道院へ飛ばされてしましました。
クリフは別の女性と結婚、公爵家を継ぐ事に…。
リゼが修道院へ飛ばされた理由はなぜ?
原作者(リゼ)が元々描いていたストーリーに皇族の子供が行方不明だったけどリゼが奴隷のオークションに売り出されている子供を発見し、賞賛されるというエピソードがありました。
しかし、このエピソードはエディット(百合子)が現れた影響でストーリーが変わります。
リゼが子供をオークションで買い取るよりも先にエディットが子供を発見していたのです。
そのため思っていた展開と違っていたリゼは皇族とは関係のない偽物の子供をでっち上げ、皇族に嘘をつきました。
この嘘はすぐにバレ、リゼの処刑が決定してしまいます。
反対にエディットは行方不明だった皇族の子供を発見したことに対して褒美をもらえることになりました。



この時にエディットが選んだ褒美がリゼの命だったんです。
エディットの優しさのおかげでリゼはシなずに済みましたが、そのままの立場でいることはできず修道院送りになったんです。
エディットとキリアンは結ばれ子供(男の子と女の子)が生まれる。
エディットはその運命を無事書き換えて、最終回では幸せな生活を送ります!
もともと嫌悪されていた夫キリアンから愛されるようになり、外伝では二人の間に子供も生まれるというハッピーエンドを迎えます。
結ばれた2人は視察に行った領地に行く事になりました。
そしてそこには侍女のアンナも一緒です。
アンナはずっと「モノ」扱いされていて心を閉ざしていました。
けれども、エディットはアンナを大切にし、信頼し、親しい関係を作れるように努力します。
その甲斐があって、アンナが徐々に心を開き、人として明るくなる様子が見れたのも嬉しい事です。
リゼからの嫌がらせなど大変な事がたくさんありましたが、エディットは持ち前の明るさと聡明さで乗り切り、幸せを掴み取りました。



優しくて賢い彼女をみんな応援していたからこそ、幸せになってくれてとても嬉しいですよね!
まとめ
今回は「よくある令嬢転生だと思ったのに」のネタバレや、原作の韓国小説の最終回結末について、またリゼの正体とはにも触れて情報をまとめてみました。
漫画はまだ連載中ですが、完結している原作の韓国小説から結末のネタバレをまとめると…
- リゼの正体は、小説「執着はお断り」の世界の原作者で、黒幕
- リゼはクリフと別れ、修道院行きという結末
- エディットは夫キリアンと幸せになれる
- 百合子が運命から抜け出せたのは3つ例外条件に気づきそれをクリアしたから
といった感じです。
もちろん原作の韓国小説と漫画の最終回や結末が違うという可能性もあります。
だからこそ原作だけでなく、漫画「よくある令嬢転生だと思ったのに」も楽しんでエディットがどんな最後を迎えるか見ていただけたらと思います。
