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『203号室』ネタバレ7話&感想!さくらの崩壊と警察の無力さに絶望…

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この記事では、百鬼夜行先生の大人気サイコスリラー漫画『203号室』7話のストーリーをわかりやすく解説していきます。

前回、城さんの衝撃的な過去が明かされ、さくらが襲撃されるという怒涛の展開で幕を閉じた第6話。

今回注目すべきは、高梨の狂気がついに蓮の大切な人を精神的に追い詰めていく、あまりにも残酷な展開です。

これまで謎だった高梨の真の目的が明らかになり、物語は絶望の淵へと一気に突き進みます。

蓮を待ち受ける過酷な運命、そして読者に強烈な衝撃を与える展開となっています。

それでは『203号室』7話のネタバレをみていきましょう!
※ここからは7話のネタバレが記載されていますので、十分ご注意ください。

目次

『203号室』ネタバレ7話

7話ネタバレ要約:高梨の執拗な嫌がらせはエスカレートし、恋人さくらの精神は崩壊。

頼みの警察も動かず、蓮は孤立無援のまま高梨に囚われてしまいます。

前話でなんとか難を逃れたさくらですが、高梨の魔の手は、より陰湿な形で彼女の心を蝕んでいきます。

さくらの精神的崩壊と幻覚

弟の樹に間一髪で助けられたさくらでしたが、一度植え付けられた恐怖は、彼女の心の中でどんどん増殖していきます。

高梨による執拗な嫌がらせと、いつまた襲われるかわからないという極度の緊張感によって、さくらの精神は限界を迎えていました。

心配する両親にも、恐怖の根源が高梨であることをどうしても打ち明けることができません。

夕飯も喉を通らず、自分の部屋に引きこもるようになったさくらは、ついに高梨の幻覚を見るほどに追い詰められてしまいます。

誰もいないはずの部屋の隅に、あの生気のない瞳をした高梨がじっと立っている…。

夜、眠りにつこうとすると、ベッドの下から高梨が這い出してくる!

そんな悪夢のような幻覚に、さくらは毎日苛まれます。

姉のただならぬ様子を心配した樹は、必死に彼女を支えようとするのです。

想像するだけでも恐ろしいですよね。

真帆事件の再浮上と警察の無力化

そんな絶望的な状況の中、物語の序盤で行方不明になっていた蓮のバイト先の同僚・真帆の事件が再浮上します。

蓮のアルバイト先に警察が駆けつけ、真帆の捜査を開始!

事情聴取される蓮は、勇気を振り絞り高梨の異常なストーカー行為と、彼女が犯人である可能性を警察に伝えます。

しかし、警察は「証拠がない」の一点張りで、蓮の訴えを全く信用せず、すぐに対処はしてくれませんでした…。

外面はごく普通の女性を装う高梨の狡猾さと、ストーカー被害の立証の難しさが、蓮を絶望の淵へと突き落とすんです。

犯人が高梨だと確信した蓮、【次の被害者はさくらちゃん…!?】そう思い、さくらの元へ駆けつけます。

ですが、「蓮にあったら、また高梨になにかされるのではないか…」という恐怖とトラウマを抱えたさくらには、会うことは叶いませんでした。

身の安全を守るために、高梨の被害の解決やなにかあった時に「201号室」の城に頼る事をメッセージに残し、さくらの元を後にします。

公権力にさえ見放されたこの状況、あまりにも絶望的すぎますよね(泣)。

示唆される高梨の「最終目的」

さくらをあそこまで追い詰めた高梨への怒りに震える蓮は、ついに一人で決着をつけるべく、高梨の部屋のドアを叩きます。

しかし、冷静さを失っていた蓮は、あまりにも無防備でした。

ドアを開けた高梨は、蓮に会うなり隠し持っていたスタンガンを使って、彼を気絶させ部屋へと連れ込みます。

目を覚ました時には、手足はベッドに拘束され、身動き一つ取ることができません。

そんな蓮に対し、高梨は狂気に満ちた笑みを浮かべ、何の肉かもわからない手作りハンバーグを、無理やり蓮の口にねじ込みます。

さらに、ネグリジェ姿で蓮にまたがると、「ひとつになろう」と迫ってくるのでした―――。

もはや絶体絶命…!万事休すかと思われたその瞬間、タイミングよく警察が高梨の部屋を訪ねてきたのです! 

警察が来てくれたが、果たして蓮は助けてもらえるのか?

この状況から、蓮は無事に逃げ出すことができるのか。

それとも、ここから高梨の恐ろしい嘘が始まり、さらなる地獄が待っているのか。

最大のピンチの場面で、7話は幕を閉じます。

『203号室』7話を読んだ感想

『203号室』7話を読み終えてまず思ったことは、とにかく「怖い!」そして「苦しい!」の一言に尽きますね…。

しばらく放心状態になってしまうほどの衝撃的な展開でした。

特に、さくらが精神的に追い詰められていく描写は、読んでいて自分の心までギシギシと削られていくような感覚に陥りました。

あんなに明るくて可愛い、普通の大学生だった女の子が、高梨という存在のせいで幻覚を見るまでに心を病んでしまうなんて…。

本当に可哀想で、読んでいて涙が出そうになりました。

高梨の幻覚に怯え、部屋の隅を見て震えるさくらの姿は、あまりにも痛々しいです。

物理的な暴力よりも、人の心を内側からじわじわと破壊していく精神的な攻撃の方が、どれほど残酷で恐ろしいかをまざまざと見せつけられましたね。

もし自分の大切な彼女や友達がこんな目に遭ったら…と想像するだけで、全身の血の気が引いていくようです。

そして、この漫画の真の恐怖は、多くの読者が感じているように「警察が頼りにならない」という、身も蓋もないリアルさにあるのかもしれません。

普通、漫画やドラマなら「もうダメだ!」という絶望的な状況で警察が颯爽と現れて助けてくれる…そんなお決まりの展開を期待してしまいますよね。

でも、『203号室』はそんな甘い夢を許してはくれませんでした。

蓮が勇気を振り絞って訴えても、「証拠がない」の一言で冷たくあしらわれてしまうシーンは、本当に胸が詰まる思いでした。

 現代社会でも問題になっているストーカー被害の立証の難しさや、警察の「民事不介入」という原則の壁を、これでもかというほどリアルに描いているんです。

この「公的な救済が一切機能しない」という設定が、読者を本当の意味での恐怖と絶望のどん底に突き落とすんですよね。

この作品がただのホラー漫画ではなく、社会派サイコスリラーとして高く評価されている理由がよくわかります。

さらに、7話で示唆された高梨の「最終目的」が、もう本当に恐ろしくて…。

真帆やさくらへの攻撃は、単なる嫉妬からの嫌がらせなんかじゃなかった。

すべては、蓮から友人、恋人、社会とのつながり、心の安らぎといった「すべて」を奪い去り、自分だけしか頼れないように仕向けて、完全に支配するためだったなんて…。

これはもう「愛」なんかじゃなく、おぞましいほどの支配欲と自己中心的な狂気ですよね。

百鬼夜行先生は、人間の心の闇を描くのが本当に上手すぎます! 

平和な日常のシーンで少しホッとした次のページで、いきなり高梨の狂気が現れる。

この緩急の付け方が巧みで、読者の心臓を鷲掴みにして離さないんです。

ジェットコースターのように感情を揺さぶられ、気づいた頃には『203号室』の沼にどっぷりハマってしまっている…。

そんな中毒性の高い魅力を持った作品だと、7話を読んで改めて痛感しました!

まとめ

『203号室』7話のストーリーについて詳細までネタバレさせていただきました。

7話は、物語が最終局面へと向かう決定的な転換点でしたね。

高梨の執拗なストーキングによって、恋人・さくらの精神が完全に崩壊してしまう。

最後の希望であったはずの警察に助けを求めても、全く取り合ってもらえない。

これにより、主人公の蓮は味方が誰もいない、文字通り四面楚歌の絶望的な状況に陥りました。

そして最後に、高梨の真の目的が、蓮を社会的に孤立させ、永遠に自分の支配下に置くという、恐るべきものであることが示唆されました。

この7話は、物語における「起承転結」の「転」のクライマックスであり、最終章への扉をこじ開けた重要な回だと言えるでしょう。

『203号室』は、単なる怖い漫画というだけでなく、「隣人トラブル」や「ストーカー問題」といった、私たちの日常と隣り合わせの恐怖を描き出すことで、現代社会が抱える闇を鋭くえぐり出しています。

このどうしようもない恐怖と絶望の先に、蓮たちを待つものは一体何なのか。

固唾を飲んで見守るしかありません。

以上「203号室ネタバレ7話&感想!さくらの崩壊と警察の無力さに絶望…」でした。

>>全話ネタバレを読みたい方はこちら

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