未来は私の言う通り漫画ネタバレ全話！最終回結末はどうなる？

今回は『未来は私の言う通り漫画ネタバレ全話！最終回結末はどうなる？』と題して記事をお届けしていきます。

現代社会に生きる人々は、時として理不尽な出来事に直面し、誰かを恨んでしまいたくなる瞬間があります。

そんな人間の心の奥底に潜む暗い感情を、鋭い視点で描き出したのが『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』という作品です。

この物語が他の復讐系漫画と一線を画すのは、単純な勧善懲悪では終わらない複雑さにあります。

路地裏の占い屋で起こる復讐代行というファンタジー要素でありながら、現実社会の闇や人間関係の複雑さを真正面から向き合った重層的な心理サスペンス作品として注目を集めているのです。

主人公の占い師・俵美都が行う復讐には必ず「代償」が伴います。

この設定こそが、読者に「復讐とは本当に人を救うのか」という根源的な問いを投げかける、作品の核心部分となっています。

今回は、この複雑で魅力的な世界観から最新話までのネタバレ、そして多くの読者が気になる最終回の結末予想まで、徹底的に解説していきましょう。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』の作品情報

作品名	未来は私の言う通り～復讐の占い師～
作者	百田姿子/荒井チェイサー
出版社	朝日新聞出版
ジャンル	ファンタジー、ダーク、復讐
配信サービス	めちゃコミック

この漫画は百田姿子さんと荒井チェイサーさんの二人による共同制作作品となっています。

一人の作者が描くのではなく、二人のクリエイターがタッグを組んで生み出された物語です。

配信しているのは、めちゃコミックで、完全独占配信となっています。

青年漫画のジャンルに分類されていますが、女性読者からも多くの支持を集めているのが特徴的。

物語の舞台は現代の日本で、路地裏にひっそりと佇む占い屋「はちかけ」が中心となって展開されています。

主人公の俵美都（たわら みと）は、平凡な占い師として見られがちですが、実は特殊な能力を持った人物なのです。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』に原作小説はある？

この作品は完全オリジナルの漫画作品で、原作小説は存在していません。

上記でも記載のあるとおり、百田姿子さんと荒井チェイサーさんが一から作り上げたストーリーです。

近年、小説が原作となって漫画化される作品も多い中、この作品は漫画として生まれた物語。

だからこそ、視覚的な表現や演出に力を入れた独特な世界観を楽しめるでしょう。

二人の作者が共同で創作したことで、ストーリー面と作画面でそれぞれの得意分野を活かした作品になっていると考えられます。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』は完結してる？

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』は現在も連載中で、まだ完結していません。

物語はまだ途中段階で、主人公・美都の過去（妹の亜子や両親について）が徐々に明かされている状況です。

最終回がいつになるかは分かりませんが、物語の重要な謎が解決されるまでは続いていくでしょう。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』の登場人物

物語のネタバレに進む前に、本作に登場する主要人物についてまとめておきました！

俵 美都（たわら みと）：本作品の主人公。表向きは「占い師」だが、実は「特定の人物を呪う特殊な力」を持っている。依頼人から代金を受け取り、復讐を代行する。呪いを行うたびに代償として吐血してしまう。

俵 亜子（たわら あこ）：美都の妹。足が不自由で車椅子生活を送っている。美都は亜子が普通に暮らせるだけの金を稼ぐために、危険な復讐の仕事を続けている。

毒親：美都と亜子の両親。姉妹を食べ物を奪ったり、虐待していた過去がある。

※その他、各話ごとに呪いを依頼する人物とそのターゲットが登場するオムニバス形式で物語が進行します。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』の漫画ネタバレあらすじ全話

物語は路地裏の占い屋「はちかけ」から始まります。

物語の主人公である俵美都は、普通の占い師として営業していますが、時として特別なサービスを提供することがあるのです。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ1話

レトロな雰囲気の占い屋「はちかけ」に、一人の若い女性が訪れました。

フードを深くかぶった占い師が水晶玉を見つめながら、恋愛相談に答えていきます。

結婚も考えている彼氏との相性を聞かれた占い師は、水晶玉をじっと見た後、予想外の答えを口にしました。

今の彼氏とは別れるべきだというのです。

突然の言葉に動揺する女性客に、占い師は水晶玉の中を見せました。

そこには彼氏が別の女性を口説いている姿がはっきりと映っていたのです。

信じたくないと叫ぶ女性でしたが、真実を突きつけられ、何も言えずに店を後にしていきました。

閉店間際、もう一人の女性が息を切らして駆け込んできました。

川瀬和香という名前の彼女は、疲れ切った様子で未来を占ってほしいと頼みます。

占い師は閉店の札をかけ、和香と二人きりになりました。

そして静かに尋ねたのです。

自ら命を絶とうと考えているのではないかと。

図星を突かれた和香は認めました。

占いで少しでも良い未来が見えれば生きようと思っていたと打ち明けます。

占い師が水晶玉に意識を集中させると、そこには幸せそうに微笑む和香と一人の男性の姿が映し出されました。

入社式で出会った素敵な彼氏との思い出を語り始める和香。

ここから、彼女の人生を狂わせた出来事が次第に明らかになっていくのです。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ2話

上司から告げられた言葉は、和香にとって絶望そのものでした。

立場の違いを理由に、正しさよりも力関係が優先される現実を突きつけられたのです。

この瞬間、彼女の心は完全に折れてしまいました。

それからの日々は地獄そのもの。

担当していた仕事は全て取り上げられ、職場では透明人間のような扱いを受けるようになりました。

すれ違いざまに藤堂が勝ち誇った笑みを浮かべ、調子に乗るから怒られるのだと囁いてきます。

同僚たちも和香を避け始め、パワハラをしたと噂するようになりました。

真面目に働いてきた彼女にとって、これほど辛いことはありません。

そんな中、藤堂は和香の恋人である一也に涙ながらに接近していきました。

巧妙な演技に騙された一也は、和香がパワハラをする人間だと信じ込んでしまったのです。

そして電話で一方的に別れを告げてきました。

弁解する隙も与えられないまま、大切な人を失った和香。

仕事も信頼も恋人も、全てを奪われてしまったのです。

1年前に会社を辞め、新しい職場で少しずつ前を向き始めていた矢先、普段使わないインスタグラムにメッセージが届きました。

送り主は自分から何もかも奪った憎き藤堂恵です。

そこには一也との結婚報告と式への招待、そして幸せそうな二人の写真が添付されていました。

占い師はこの行為を、嫌がらせの天才だと冷ややかに評します。

完全に希望を失った和香の前で、占い師は真っ黒な水晶玉を取り出しました。

そして25万円を支払えば憎い相手を呪えると告げたのです。

絶望の淵に立つ和香に差し出された、危険な救いの手。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ3話

場面は和香を苦しめた藤堂恵のオフィスへと移ります。

昼休み、恵は上司に食事を食べさせながら甘い雰囲気を作り出していました。

会社だということも忘れるほどラブラブだと言う上司に、恵は焼きもちかと媚びを売ります。

完全に上司を手玉に取り、社内で特別な立場を築いていることは明らかでした。

昼休みが終わっても、恵は仕事をする様子がありません。

なぜ自分がこんな仕事をしなければいけないのかと不満を抱き、真面目に働く同僚たちをバカにしながらパソコンで新作コスメを眺めているだけ。

和香を陥れたことへの罪悪感など、まったく感じていないようです。

定時になると誰よりも早く化粧を直して退社する恵。

同僚たちが呆れる中、彼女が向かったのは婚約者の一也ではなく、拓斗という派手な男性の元でした。

恵は拓斗に駆け寄り、熱いキスを交わします。

彼こそが恵の本命だったのです。

もうすぐ人妻だろうとからかう拓斗に、恵は悪びれることなく答えました。

彼女にとって一也は裕福な暮らしのためのATMでしかなかったのです。

高級レストランで豪遊する二人。

恵が支払いに取り出したのは、なんと一也のクレジットカード。

婚約者のお金を勝手に使って本命とデートする最低な行為を、平然と行っていました。

会社の人間はチョロいし全部思い通りだと高笑いする恵は、まさに悪女そのものです。

再び占い屋に場面が戻ります。

25万円という金額を提示され悩む和香の脳裏に、恵の勝ち誇った顔が浮かんできました。

理不尽な仕打ち、奪われた幸せ、そして今も自分を嘲笑っているであろう憎い相手。

様々な感情が渦巻く中、憎しみが恐怖を上回ったのです。

和香は固い決意を目に宿し、呪いの依頼を宣言しました。

占い師は黒い水晶玉に和香の手を当てさせ、呪いたい相手を思い浮かべるよう促します。

和香が憎しみを注ぎ込むと、水晶から禍々しいオーラが立ち上り始めました。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ4話

黒い水晶に手を当てた和香が恵の姿を思い浮かべると、禍々しいオーラがもくもくと立ち上りました。

あまりに一瞬で終わった儀式に、和香は本当に呪えたのかと半信半疑になります。

しかし占い師は意味深な笑みを浮かべ、呪いのやり方など知らない方が幸せだと答えました。

支払いは後払いでも構わないと告げた占い師は、スーパーの食パン引換券を取り出します。

これを集めているのだと照れたように話す姿は、先ほどまでのミステリアスな雰囲気とは正反対でした。

しかしすぐに真剣な表情に戻った占い師は、和香に一つだけお願いをします。

あの二人の結婚式には必ず出席してほしいと。

そこで全てを終わらせることができるというのです。

3か月後、運命の日がやってきました。

重い足取りで式場に現れた和香を見て、元同僚たちがヒソヒソと噂話を始めます。

元カレの結婚式に来るなんてどういう神経をしているのかと、冷たい視線と悪意のこもった囁きが和香を襲いました。

純白のドレスに身を包んだ恵が入場してきます。

人生の絶頂を迎えた彼女は、招待客の中に和香を見つけると心の中で嘲笑いました。

本当に来てしまったこと、こんな場所から見下ろせることが快感だと。

和香の存在は、恵の優越感を満たすための道具でしかなかったのです。

披露宴が進み、屈辱的な時間を過ごす和香の隣に、黒いドレスを着た占い師が座りました。

復讐の女神のように微笑む占い師は、和香の呪いを彼女にかけに来たと告げます。

プログラムは新婦から両親への手紙の時間へ。

マイクの前に立った恵に向かって、占い師は静かに手をかざしました。

そして力強く宣言したのです。

アナタの呪いよ、受け取りなさいと。

壮絶な復讐劇の幕が、今まさに上がろうとしていました。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ5話

披露宴のクライマックス、恵が両親への感謝の手紙を読み始めました。

特別な日を迎えることができてとても、と語りかけたその瞬間、いよいよ呪いが発動します。

恵の表情がわずかに歪み、彼女の口から出る言葉はもはや自分の意思ではコントロールできなくなっていました。

感動的なスピーチが続くと誰もが信じて疑わない中、恵の口から飛び出したのは衝撃的な言葉でした。

気に食わないババアからイケメン彼氏を奪えたから幸せだというのです。

突然の暴言に会場は騒然となりました。

しかし呪われた恵の口は止まりません。

旦那の稼ぎは良いし専業主婦で楽をさせてもらうと続け、極めつけに本命の恋人の名前を叫んでしまったのです。

もはや結婚式は公開処刑場と化しました。

新郎の一也や両家の親族が呆然とする中、彼女の口からはこれまで隠してきた全ての悪事が暴露されていきます。

愛しているのは拓斗だけで一也はただのATM、会社のお金もたっぷり使わせてもらっている、上司には少しサービスすればもみ消してくれると。

恵の父親が誰か口を塞げと叫びましたが、すでに手遅れです。

会場は怒号と悲鳴が飛び交う地獄絵図となりました。

全ての真実を知った一也の脳裏に、和香と過ごした幸せな日々が蘇ります。

どこで間違えてしまったのか、君を選んでいればと後悔の念に苛まれた彼は、まるで救いを求めるように和香の元へ歩み寄りました。

その瞳には浅はかな同情と復縁への期待が浮かんでいます。

しかしそこに立っていたのは、もはや泣き寝入りする昔の和香ではありませんでした。

彼女はすがりつこうとする一也の頬を、力いっぱい平手打ちしたのです。

乾いた音が騒然とした会場に響き渡りました。過ちに気づくのが遅すぎた男と、理不尽な仕打ちを乗り越えて再び立ち上がった女。

対照的な二人の姿が、復讐劇の完全な終わりを告げていました。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ6話～10話

復讐を終えた和香は後悔する一也を完全に拒絶し、心から晴れやかな笑顔を取り戻しました。

一連の復讐を成功に収めたこのすご腕の占い師の正体は、本作の主人公の俵 美都（たわら みと）です。

美都が帰宅すると、車椅子に乗った妹の亜子が優しく迎えてくれます。

しかし美都は呪いを使った代償として、トイレで大量の血を吐いてしまいました。

自らの命を削ってでも、妹の一生分の生活費を稼ぐこと……それが彼女の目的だったのです。

ある日、新たな依頼者として女子高生の玉井友梨佳が来店しました。

彼女が母親に対して強い殺意を抱いていることを簡単に見抜いた美都。

友梨佳は母親から教育という名目で精神的・肉体的な虐待を受けており、唯一の支えは離婚した父親との秘密の連絡でした。

しかしそれが母親にバレてしまい、激しい暴力を受けた上、父親を殺すと脅されてしまいます。

父親の命守るために友梨佳は連絡を絶つことを決意し、完全に孤立してしまいました。

児童相談所にも助けを求めたものの状況は改善されず、絶望した彼女は母親への殺意を募らせていったのです。

泣きすがる友梨佳は、美都に母親を呪ってほしいと復讐を依頼しました。

友梨佳から話を聞いて、自身もかつて父親からひどい虐待を受けていた過去を思い出します。

深く同情し、学生割引として500円で呪いを請け負うことにしてあげました。

呪いの儀式を終えた後、美都は衝撃的な事実を告げます。

呪いの結果、母親は死ぬというのです。

その言葉に恐怖を感じた友梨佳は、泣きながら呪いのキャンセルを申し出ました。

美都はそれを受け入れ、気が変わったら連絡するよう伝えて友梨佳を帰します。

友梨佳が去った後、美都は自らの過去を回想し始めました。

17歳の頃、妹の亜子と共に両親から日常的な虐待を受けていた二人。

アルバイト先で貰った廃棄のチキンで、ささやかな幸せを感じていました。

しかしパチンコで負けて不機嫌な父親が帰宅すると、理不尽な暴力を振るわれてしまいます。

美都は高校を卒業したら家を出ることを亜子と誓い合い、脱出資金として秘密で200万円を貯めていました。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ11話～15話

物語は再び現在へと戻ります。

美都の元に友梨佳から、母親を殺すことはできないと呪いをキャンセルするメッセージが届きました。

友梨佳が復讐の道を選ばなかったことに思わず安堵します。

しかしその直後、街中で衝撃的な現場に遭遇してしまいました。

友梨佳がビルから飛び降りて亡くなったというのです。

自殺として扱われているものの、真相は不明のままでした。

深いショックを受けた美都は帰宅後も心ここにあらずの状態で、妹の亜子に心配されてしまいます。

真実を話せずに、客に文句を言われたと嘘をついてごまかしました。

自分が呪っていれば友梨佳を救えたのではないかという後悔の念に苛まれます。

偶然見つけた葬儀場へ向かうと、そこで娘の死を罵る母親の姿を目撃します。

母親の非道な姿に激しい怒りを覚えた美都は、友梨佳のために自分が復讐することを決意しました。

元教師と身分を偽って母親に近づき、友梨佳の亡骸に別れを告げた後、母親に向かって呪いの発動を予感させる言葉を告げます。

ところがいざ呪いをかけようとした瞬間、友梨佳の父親が葬儀場に乱入してきました。

父親は、友梨佳から送ってきた数々の虐待の記録が書かれた手紙を突きつけ、母親の罪を暴露します。

母親は嘘だと否定しましたが、手紙の内容はあまりにも具体的で、虐待の事実が明らかになりました。

自分の娘がこれまでたった1人で虐待に耐えてきた事実を知った父親は激昂し、隠し持っていた包丁で母親を刺殺してしまいます。

父親は娘に謝りながらその場に崩れ落ち、事件は通夜会場での殺人事件として報じられました。

占い師である自分の行動が何か違えば、この悲惨な結末を回避できたかもしれないと、美都の胸中は複雑でした。

しばらくして、美都の元に新たな客が訪れます。

みすぼらしい男性はどうやらホームレスらしく、自分の金運を占ってほしいというと言うのです。

美都は男性が最近買った宝くじが、必ず当たると占いました。

男性は占いを信じて心からの喜びと感謝を伝え、店を去ります。

1週間が経った頃、ホームレス男性は再訪し、宝くじで大金が当選したことを報告しました。

一緒に苦労した妻に恩返しができると涙ながらに感謝する男性。

しかしその直後、不良の若者集団に悪い若者たちに目をつけられ、当選した宝くじを奪われそうになります。

追い詰められた男性は助けを求めましたが、誰にも助けてもらえませんでした。

若者たちは集団で暴行を加え、その様子を泥棒を成敗したという虚偽の内容でSNSに投稿します。

暴行動画は450万回以上再生され、若者たちは多額の広告収入を得ました。

ニュースで事件を知った美都は、占った時に暴行の未来を予知し損ねたことに気づき後悔します。

そこへ、事件の主犯格である不良集団の若者のリーダーが何も知らずに自分の金運を占えと来店してきたのです。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ16話～20話

ホームレス殺傷事件の主犯格である神田晴彦が、彼女と共に美都の店にやってきました。

美都は晴彦の未来を占い、逮捕される未来が見えると予言します。

予言に腹を立てた晴彦は、占い代金を床に投げ捨てて傲慢な態度で店を去っていきました。

仕事の後、美都は亡くなったホームレスの男性を弔うため花束を持って事件現場の裏路地を訪れます。

そこで男性の妻が夫の死を嘆き悲しんでいる姿を目撃し、自分が占い師であることを明かします。

妻は事件後に警察へ相談に行っったのですが、みすぼらしいホームレスの言うことは信用できないと、まともに取り合ってもらえなかったことを告白しました。

彼女の夫は親友の借金の連帯保証人になったことが原因でホームレス生活になってしまった、心優しい人物だったのです。

夫の無念と妻の悲しみを知った美都は、彼女に無念を晴らせると復讐の代行を提案しました。

お金がないとためらう妻に対し、お代は結構ですと告げて呪いを信じるか問いかけます。

妻は夫の無念を晴らすため、呪いによる復讐協力することを決意しました。

妻の憎しみを取り込んだ美都は、犯人である若者たちへの呪いを完成させます。

犯人の晴彦たちは奪った宝くじを換金しようと企み、犯行を武勇伝のように語り合っていました。

その時、呪いが発動し、突風が吹いて晴彦の手から宝くじが奪われます。

宝くじは美都の手に渡り、彼女は持つべき人に返すと呟きました。

宝くじが消えたことにパニックになった晴彦は、仲間が盗んだと勘違いして仲間割れが始まります。

行使された呪いにより、若者たちは自分の意思とは関係なく仲間同士で殴り合いを始めました。

彼らは自分たちが被害者に与えたのと同じ苦しみを味わい、自滅していきます。

美都は奪い返した宝くじを亡くなった男性の妻に届け、夫の最後の言葉を伝えました。

妻は夫の愛情に涙しながらも、お金よりも生きていてほしかったと悲しみに暮れます。

美都は自分の占いが招いた結末に後悔の念を抱きました。

その帰り道、アパートの前で父親との確執を抱える謎の少年と出会います。

後日、少年は占い屋を訪れて、なけなしの小銭を差し出して占いを依頼してきました。

美都は彼に自分を重ね合わせ、占いを引き受けます。

少年は占いとは知らずに両親と仲良くできますようにと手を合わせて祈り始めました。

彼の名前は俵 朝陽といい、美都と同じ苗字であることが明らかになります。

美都が朝陽の未来を占うと、水晶には彼が父親から凄惨な虐待を受けている衝撃的な光景が映し出されたのです。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』ネタバレ21話～25話

水晶に映った虐待の光景が消え、美都は驚きながらも朝陽に両親の氏名を尋ねました。

朝陽の両親は俵 洋平と俵 みちるというのだそう。

なんと、美都と妹の亜子を捨てた両親と同一人物であることが判明します。

これにより、朝陽が美都の実の弟であることが明らかになりました。

朝陽は虐待を教育だと信じ込まされており、いい子になれば両親に愛してもらえると思い込んでいたのです。

お守りと偽って朝陽に追跡装置を渡した美都は、両親の居場所を突き止める準備を始めます。

過去の忌まわしい記憶が蘇り、美都は強烈な吐き気に襲われました。

7年前、虐待を苦に飛び降りた美都と亜子は一命を取り留めましたが、亜子は足に重い障害を負い、一生車椅子での生活を余儀なくされました。

それなのに病院に見舞いに来た両親は姉妹を迷惑だと罵倒し、治療費の支払いを拒否したのです。

その後、金がかかるし面倒だという理由で、病院に姉妹を置き去りにして失踪する始末。

全てを奪われてしまった美都は、必ず両親へ復讐することを固く誓いました。

両親に捨てられた美都は高校を中退し、複数のアルバイトを掛け持ちして妹の生活を支えます。

自分が逮捕されて亜子を一人にしないため、法に触れない方法での復讐方法を模索し始めました。

こうして呪術の研究の傍ら生活のために始めた占いが当たると評判になり、ついに自分の店を持つようになったのです。

ある日、強い恨みを抱く客に初めての復讐代行として呪いを実行し、成功させました。

しかしその後すぐに、美都は黒い血を吐き、呪いには自らの命を削る呪い返しという代償があることを知ります。

代償を知りながらも、美都は妹のため、そして復讐のため、その力をさらに磨き上げていくことを決意しました。

回想が終わり、美都は亜子と弟のために自らの命を犠牲にすることも厭わない覚悟を固めます。

朝陽に渡した追跡装置の信号を頼りに、ついに両親が住むアパートを突き止めました。

復讐を実行しようとする直前、美都は残される弟の未来を案じて一瞬ためらいます。

意を決して部屋に踏み込むと、そこには父親に暴行されてぐったりと倒れている朝陽の姿がありました。

7年ぶりに再会した父親は、目の前にいる女が自分が見捨てた娘の美都だと気づきません。

美都は恐怖に震える朝陽を抱きしめ、自分が必ず守ると固く誓いました。

美都は弟を鬼畜の両親から無事に救出します。

追いかけてきた両親に対し、美都がかけた呪いが発動して二人はトラックに撥ねられる事故に遭いました。

一命は取り留めたものの、両親は首から下が動かない体になってしまいます。

美都は両親が入院した病院を訪れました。

そして、かつて自分たち姉妹がされたのと同じように、親の治療費を払わずに切り捨てるという、完璧な復讐を遂げたのです。

その後、朝陽は俵姉妹に家族として迎え入れることになり、3人での新しい生活がスタートします。

美都は弟を幸せにすることを固く誓いました。

物語の最後に、亜子のことを知っているらしき謎の青年が登場し、新たな展開を予感させるのでした。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』の最終回結末ネタバレ

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』まだ連載中のため確定的な情報はありませんが、これまでの展開から最終回の結末をいくつかのパターンで予想してみましょう。

未来は私の言う通りネタバレ最終回結末：美都は亜子の一生分の生活費を稼ぐ？

占い師として働く美都は、占いの収入にプラスして呪い（復讐の代行）でお金を稼いでいます。

6話では、呪いをかけた代償で、美都がトイレで吐血しながらも妹の生活費を稼ぐまでは占い師兼呪い師の仕事をやめないこと決意を口にしていました。

このことから、美都は足が不自由な妹のために占い（呪い）の仕事を続けていることがわかります。

しかし、お金を稼ぐほど美都の体への負担も大きくなっていくはず。

成功と引き換えに健康を失っていく展開は、この作品のテーマである「代償」を強調することになるでしょう。

身体が限界を迎えるまでに、生活費を稼ぎきれるのでしょうか？

最終的には、お金よりも大切なものに気づくという展開になる可能性が高いと考えられます。

未来は私の言う通りネタバレ最終回結末：美都の過去は？

俵 姉妹は両親からヒドイ虐待を受けていたことは明らかになっています。

当時は何とか耐えていたものの、高校卒業後に家を出るために貯めていた貯金を奪われしてまうという事件が引き金となり、姉妹の絶望感は一気に加速しました。

これにより美都は飛び降り自殺をしようとしますが、亜子がそれに気づきます。

そして、逝くなら2人で行こうと決意した姉妹は、一緒に飛び降りを図ったのです。

しかし、飛び降りは失敗に終わり、命は助かったものの妹の亜子は足が不自由になり車椅子生活になってしまったのでした。

美都は自分のせいで、亜子の足が不自由になった事に責任を感じています。

だからこそ、自分の身体を犠牲にしてまで、妹の生活費を稼ごうとしているのです。

美都の占い師としての活動の根源にあるのは両親への復讐心と妹への懺悔と愛があったのでした。

未来は私の言う通りネタバレ最終回結末：美都は死亡してしまう？

最も悲劇的な結末として、美都が呪いの代償によって命を落とすという可能性もあります。

毎回血を吐くという描写からも、彼女の体が限界に近づいていることが示唆されています。

この結末の場合、美都の死によって亜子や依頼者たちが自立していく物語になるかもしれません。

美都の犠牲が無駄にならず、関わった人たちが前向きに生きていく希望的な終わり方も考えられます。

ただし、あまりに悲劇的すぎる結末は読者に受け入れられない可能性もあるため、何らかの救いのある展開になる可能性の方が高いでしょう。

『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』を読んだ感想

この作品を読んで最も印象的だったのは、復讐というテーマを扱いながらも、単純な勧善懲悪の物語にしていない点です。

主人公の美都が復讐を代行することで、確かに依頼者は救われますが、美都自身は苦痛を負うという構造が巧妙に作られています。

また、依頼者が復讐を行う前に自殺してしまうというケースもあり、「復讐が本当に正しかったのか」美都が悩むシーンも描かれます。

特に興味深いのは、呪いをかけられた相手が外部からの攻撃で倒されるのではなく、自分の内にある闇によって自滅していく設定。

これによって、復讐される側にも一定の責任があることが示されており、物語に深みを与えています。

美都と亜子の姉妹関係も心温まる要素の一つです。

美都が自分を犠牲にしてでも妹を守ろうとする姿は感動的で、彼女の行動原理に説得力を持たせています。

一方で、友梨佳の虐待問題など、非常に重いテーマも扱われており、読み進めるのがつらくなる場面もありました。

しかし、こうした社会問題を真正面から描くことで、作品の社会性や現実味が増しているとも感じます。

そして最も気になるのは、やはり美都の過去と亜子の足が不自由になった原因。

こちらが全て明らかになった時、物語がどのような展開を迎えるかも非常に楽しみです。

まとめ

今回は『未来は私の言う通り～復讐の占い師～』の各話ネタバレ、そして最終回結末の予想をお届けしてきました。

本作は、復讐をテーマにしながらも、その代償や人間の心の闇を深く掘り下げた哲学的な作品です。

現在も連載中で、主人公美都の過去や妹との関係など、重要な謎がまだ完全には明らかになっていません。

単純なスカッとする復讐劇ではなく、復讐が本当に人を救うのかという根源的な問いを投げかけている点が、この作品の最大の魅力といえるでしょう。

最終回がどのような結末を迎えるのか、今後の展開から目が離せません。

現代社会の問題を取り入れながら、超常的な要素も含んだこの作品は、多くの読者に深い印象を与え続けています。

連載の完結を待ちながら、物語がどのような結末に向かうのか見守っていきたいと思います。

「未来は私の言う通り漫画ネタバレ全話！最終回結末はどうなる？」でした。