『夫を殺したはずなのに』9話では、莉乃が慶太に不倫の真相を問いただし、夫への気持ちにひとつの区切りをつけることになります。
また、これまで多くを語られてこなかったエレナの生い立ちも明かされ、現在の彼女につながる出来事が描かれました。
この記事では、漫画『夫を殺したはずなのに』9話のネタバレを詳しくまとめています。
漫画『夫を殺したはずなのに』9話の展開を振り返りながら、ネタバレとあわせて感想もご紹介していきます。
漫画『夫を殺したはずなのに』9話ネタバレ
漫画『夫を殺したはずなのに』9話では、莉乃が慶太に最後の問いかけを行う場面から始まります。
また、エレナの生い立ちが描かれたことで、彼女が莉乃へ強い感情を抱く理由も見えてきました。
夫を殺したはずなのに9話ネタバレ:慶太に最後のチャンスを与える莉乃
莉乃は慶太に対し、「正直に答えて。不倫してるでしょ」と問いかけます。
突然の言葉に慶太は驚いた表情を浮かべますが、莉乃の中ではすでに覚悟が決まっていました。
莉乃は心の中で、「私はあなたに最後のチャンスを与えた」と考えていたのです。
この問いかけは単なる確認ではありませんでした。
慶太が自分の口で真実を話し、夫婦として向き合うための最後の機会だったのです。
時間が巻き戻ってから今日まで、莉乃は何度も慶太の裏切りを疑ってきました。
それでも、本当はすべてが勘違いであってほしいという思いを捨てきれずにいました。
一度だけ想像したのは、慶太を殺さなくてもいい未来です。
一度目の人生で命を落としかけた時、必死に自分の名前を呼んでいた慶太の姿が忘れられなかったからでした。
あの時の慶太は、本当に自分を愛しているように見えました。
だからこそ莉乃は、自分にも原因があったのではないかと考えてしまいます。
不倫されても仕方がないと思われるような落ち度が、自分にあったのかもしれない。
もし時間が巻き戻った意味があるのなら、それは夫を再び殺すためではなく、やり直すためだったのかもしれない。
そんな期待を抱きながら、莉乃は慶太の答えを待っていました。
すると慶太は莉乃を抱きしめ、「ごめん」と口にします。
その言葉を聞いた莉乃は、不倫を認めて真実を話してくれるのだと思いました。
しかし次の瞬間、その期待は打ち砕かれます。
慶太は「莉乃にそんな妄想をさせてたなんて気づかなかった」と話したのです。
莉乃が抱いていた疑念を、慶太は妄想だと片付けました。
さらに最近は残業続きで一緒に過ごせなかったことを謝りながらも、「莉乃が悲しむようなことをするわけがない」と言い切ります。
莉乃が改めて不倫していないのか確認すると、慶太は迷うことなく否定しました。
「こんなに莉乃のことを愛しているのに、不倫なんてするわけないだろ」
それが慶太の答えでした。
謝罪もなければ真実を打ち明けることもない。
最後まで向き合おうとしない慶太の姿を見て、莉乃の中に残っていた最後の期待は完全に消えていきます。
そして莉乃は、もう迷わないと心の中で決意するのでした。
夫を殺したはずなのに9話ネタバレ:エレナが経験した裏切り
翌朝、場面はエレナの自宅へ移ります。
部屋のゴミ箱には、莉乃からもらった高級菓子の箱が捨てられていました。
母親のリンダは、高価なお菓子なのにもったいないと声をかけます。
しかしエレナは「太るから」と冷たく答えました。
さらに、お金持ちの客からもらったのかと聞かれると、苛立ちをあらわにします。
最近のエレナは、莉乃を見るたびに昔のことを思い出していたのです。
物語は20年前へとさかのぼります。
エレナは父親のいない家庭で育ちました。
母親は生活のために働き続けていましたが、決して裕福な暮らしではありませんでした。
幼い頃からエレナは、欲しいものを誰かが与えてくれるわけではないことを知っていました。
欲しいものがあるなら、自分で手に入れるしかない。
そう考えるようになったエレナは、大人になるとキャバクラで働き始めます。
母親と同じような生き方を選ぶことに迷いはありませんでした。
そんなある日、人生を変えてくれそうな男性と出会います。
相手は年上の経営者で、羽振りも良く、エレナが欲しいものを惜しみなく与えてくれました。
エレナはその男性と結婚し、子どもも授かります。
お腹の中には新しい命がいました。
これで自分は幸せになれる。
これからは何も心配せずに暮らしていける。
そう信じていました。
しかし、その願いは長く続きませんでした。
ある日、夫は突然離婚を切り出します。
しかも隣には、新しい結婚相手だという女性が座っていました。
その女性は派手さのない、ごく普通の女性です。
夫はエレナに対し、「お前みたいに派手で金のかかる女にはもう付き合いきれない」と言い放ちます。
さらに、お腹の子どものことを訴えるエレナに対して、「本当に俺の子どもなのか」と疑いの言葉まで向けました。
エレナは立ち上がって夫を追いかけようとしますが、転んでしまいます。
それでも夫は振り返りませんでした。
愛していた相手から信頼まで失ったエレナは、その場で絶望することになります。
夫を殺したはずなのに9話ネタバレ:莉乃と出会った理由
夫に捨てられた経験をきっかけに、エレナは自分の生き方を変えることを決意します。
派手な女性では幸せになれない。
男に選ばれるのは、自分を捨てた夫が選んだような平凡な女性なのだ。
そう考えたエレナは、それまでとは正反対の人生を歩み始めました。
健康飲料の配達員として働き、子どもを育てるシングルマザーを演じるようになります。
女手ひとつで懸命に働く母親として振る舞えば、世間は優しく接してくれました。
しかし、その一方でエレナはパパ活も続けていました。
必要な時だけ本来の姿に戻り、男性から支援を受けてお金を得ていたのです。
真面目なシングルマザーとしての顔と、パパ活をする顔。
二つの顔を使い分ける生き方は、エレナにとって都合の良いものでした。
そうして上手く生きてきたはずでしたが、ある日転機が訪れます。
健康飲料の担当として莉乃の家を訪れた日のことです。
笑顔で迎えてくれた莉乃を見た瞬間、エレナは忘れていた感情を思い出しました。
かつて自分から夫を奪った女性も、莉乃と同じように平凡で穏やかな女性だったからです。
莉乃を見るたびに昔の屈辱がよみがえり、エレナの中で抑えていた感情が大きくなっていきます。
そしてエレナは、自分の人生を再び大きく変える存在として莉乃を意識するようになるのでした。
漫画『夫を殺したはずなのに』9話を読んだ感想
9話は莉乃が慶太への期待を完全に手放した回だったように感じました。
これまでの莉乃は慶太の裏切りを疑いながらも、本心では真実を話してほしいと願っていたように見えます。
だからこそ、「最後のチャンスを与えた」という言葉には重みがありました。
もし慶太がこの場で本当のことを話していたら、莉乃の気持ちは変わっていたかもしれません。
しかし慶太は最後まで不倫を認めず、莉乃の疑いを妄想だと片付けてしまいます。
この瞬間に、莉乃の中で何かが完全に切れてしまったように感じました。
また今回はエレナの生い立ちも非常に印象的でした。
これまでは莉乃に敵意を向ける理由が分かりませんでしたが、自分を捨てた夫が選んだ女性像と莉乃が重なって見えていることを知ると、エレナの感情にも納得できます。
もちろん行動を肯定することはできませんが、単純な悪役ではなく、過去の傷や劣等感を抱えた人物として描かれている点は興味深かったです。
莉乃とエレナ、それぞれの傷が描かれたことで、今後の対立がさらに激しくなりそうだと感じる回でした。
まとめ
漫画『夫を殺したはずなのに』9話では、莉乃が慶太に不倫の真相を問いただし、自らチャンスを与えました。
しかし慶太は真実を語らず、不倫を否定し続けます。
その姿を見た莉乃は、夫への期待を完全に手放すことになりました。
また、漫画『夫を殺したはずなのに』9話のネタバレでは、エレナの生い立ちも詳しく描かれています。
父親のいない家庭で育ったことや、結婚後に夫から裏切られた経験、そして平凡な女性への強い執着が現在の価値観につながっていることが明らかになりました。
9話のネタバレを振り返ると、莉乃とエレナの行動の背景が見えてくる重要な回だったことが分かります。
今回の感想では、莉乃が慶太への期待を捨てるまでの葛藤と、エレナの過去が特に印象に残りました。
夫を殺したはずなのにの物語は、莉乃が覚悟を決めたことで大きな転機を迎えています。
夫を殺したはずなのにの今後は、莉乃の決意がどのような行動につながるのか、そしてエレナとの対立がどのように発展していくのかにも注目です。
