漫画『夫を殺したはずなのに』22話では、父親の写真を見た莉乃が慶太の実家を訪れ、自分の中で膨らんでいた疑念を確かめようとします。
慶太の母・真由美との再会を経て、莉乃はある事実と向き合うことになりました。
一方で、慶太との思い出や1周目の出来事も改めて描かれており、これまで交わしてきた言葉の意味を考えさせられる場面も登場しています。
今回のネタバレでは、莉乃がたどり着いた答えと、その後に描かれる出来事を詳しく紹介していきます。
それでは、漫画『夫を殺したはずなのに』22話のネタバレを見ていきましょう。
漫画『夫を殺したはずなのに』22話ネタバレ
漫画『夫を殺したはずなのに』22話では、父親の写真を見た莉乃が慶太の実家を訪れます。
そこで知ることになった事実によって、莉乃は大きな衝撃を受けることになりました。
また後半では、樹の言葉や慶太との思い出が重なりながら、莉乃の絶望が描かれています。
夫を殺したはずなのに22話ネタバレ:莉乃は慶太の実家へ向かう
父親の写真を見た莉乃は、その男性を知っていることに気付きます。
しかし、それが人違いであってほしいという思いもありました。
そうでなければ、自分は受け入れられない事実に辿り着いてしまうからです。
文枝先生が心配して声をかけますが、莉乃は「行かなきゃ」とだけ答えます。
どこへ行くのかと聞かれても説明せず、そのまま施設を後にしました。
そして莉乃が向かったのは慶太の実家です。
突然の訪問にもかかわらず、真由美はいつも通り莉乃を迎え入れました。
家族を知らずに育った莉乃にとって、真由美は心の支えだった存在です。
慶太を一人で育ててきたことや、自分のことも温かく迎えてくれたこと、結婚を報告した時に自分以上に喜んでくれたことなどが頭をよぎります。
そして莉乃は、その全てが嘘ではなかったとしたら、真由美は何も知らなかったのではないかと考えるのでした。
その後、義父に挨拶したいと伝えた莉乃は、仏壇のある部屋へ向かいます。
夫を殺したはずなのに22話ネタバレ:莉乃は自分と慶太の関係を知る
仏壇の前に立った莉乃は、供えられている写真を見つめます。
そして、自分が持っていた両親の写真に写っていた男性と同じ人物であることを確認しました。
その人物は慶太の父親であり、同時に莉乃の父親でもあります。
さらに、松島苑子が職場の上司で不倫相手だった男性を殺害し、その場にいた妊娠中の妻にも重傷を負わせた事件のことが頭をよぎりました。
あまりにも衝撃的な事実を前にした莉乃は吐き気を催し、その場に崩れ落ちます。
真由美が心配して声をかけますが、莉乃は「こんなことがあっていいの?」「なんで?」「偶然?」と混乱していました。
その時、樹から聞かされた言葉が頭をよぎります。
「あんたが旦那さんに出逢ったのは全部仕組まれた罠だったんですよ」
さらに慶太と過ごした幸せだった頃の記憶が頭をよぎり、莉乃は絶望するのでした。
夫を殺したはずなのに22話ネタバレ:莉乃は全てを終わらせようとする
樹の言葉と慶太との思い出が頭の中で交錯する中、莉乃は包丁を持って慶太が仕事用に借りていたワンルームマンションへ向かいます。
その後のことは、自分でもはっきりと思い出せませんでした。
扉を開けた先では、ハチレナカップルの配信が行われています。
莉乃は慶太とエレナの背後へ静かに近付くと、全てを終わらせたいという思いのまま慶太の首へ包丁を突き刺しました。
何度も包丁を振り下ろしながら、慶太は全てを知っていたのか、本当に自分へ近付いた理由は何だったのかと考えます。
しかしその一方で、もう何も知りたくない、何も聞きたくないという気持ちも強くなっていました。
そんな中で莉乃の頭に浮かんだのは、慶太と過ごした穏やかな時間です。
施設で育ったことや両親の顔を知らないことを打ち明けた時、慶太もまた父親の顔を知らないと話していました。
さらに「俺たちはどこか似てるんじゃないかな」「きっと同じ苦しみを抱えてる」と語っていたことも思い出します。
当時の莉乃はその言葉を深く考えていませんでしたが、今ならその意味が理解できました。
二人は母親こそ違うものの、同じ父親から生まれた姉弟だったのです。
さらに「俺はどんな莉乃でも愛してるよ」と優しく手を握ってくれた慶太の姿も脳裏によみがえります。
莉乃もまた、慶太を心から愛していました。
それでも、もう後戻りはできません。
最愛の夫だと思っていた相手が、自分と同じ父親を持つ姉弟だったという事実を知った莉乃は、慶太との思い出と絶望の狭間で揺れ動いていました。
そして物語は、「これは私が最愛の夫を殺すまでの物語――のはずだった」という莉乃のモノローグとともに幕を閉じます。
漫画『夫を殺したはずなのに』22話を読んだ感想
今回の感想としては、莉乃が慶太の実家へ向かう場面が特に印象に残りました。
仏壇の写真を見る前から、莉乃はすでに答えに気付き始めていたように見えます。
それでも自分の勘違いであってほしいと願いながら確認しに行く姿は見ていて苦しく、写真を見た瞬間に崩れ落ちる場面からも受けた衝撃の大きさが伝わってきました。
また、真由美とのやり取りも印象的です。
家族を知らずに育った莉乃にとって、真由美は数少ない心の支えでした。
だからこそ、真由美との思い出が描かれたあとに残酷な事実が突き付けられる流れは重たく感じます。
そして今回は、改めて1周目の出来事が描かれたことにも驚きました。
慶太を刺している場面と、二人が穏やかに会話していた場面が交互に描かれることで、当時とはまったく違う見え方になっています。
特に「俺たちはどこか似てるんじゃないかな」「きっと同じ苦しみを抱えてる」という言葉は、22話を読んだあとでは非常に印象が変わりました。
さらに「俺はどんな莉乃でも愛してるよ」という言葉が描かれた直後に刺殺の場面へ戻る演出も切なく、二人の関係を知ったうえで読むと胸が苦しくなります。
最後の「これは私が最愛の夫を殺すまでの物語――のはずだった」というモノローグも意味深で、タイトルに込められた意味について改めて考えさせられる回でした。
まとめ
今回は、漫画『夫を殺したはずなのに』22話のネタバレと感想をお届けしました。
漫画『夫を殺したはずなのに』22話では、莉乃が慶太の実家で仏壇の写真を確認し、自分と慶太が同じ父親を持つ姉弟だったことを知ります。
また、樹の言葉を思い出した莉乃が、慶太との思い出と向き合いながら1周目の出来事を振り返る様子も描かれていました。
今回お届けしたネタバレからも分かるように、「俺たちはどこか似てるんじゃないかな」という慶太の言葉は、これまでとは違った意味を持つようになります。
感想としても、莉乃と慶太の関係を知ったうえで1周目を見つめ直すことになる、印象深い回だったと思います。
